カウンター
昨日の続き
(し、死んでる・・・!?)
だが・・・
よく見ると老婆のそばに女がしゃがんでいる
老婆を助けようとしているのか、その傍で何かしてい
生まれたばかりの赤ちゃんをベビーカーに乗せた、若い母親のようだ
俺と同い年くらいだろうか
そして・・・
車に乗った俺とバッチリ目が合う
・・・
そこから判断するにどうやら、生きているようだ
アイコンタクトで何となく事情を察した俺
通行人のBBAが倒れたところに偶然居合わせたこの若い母親が
自分ひとりではどうにもできず
途方に暮れている・・・という感じのようだ
嗚呼・・・
この国のためには、この老婆は死んでいた方が良かったんだろうが
俺個人としては、生きていてよかった
目の前で老婆が死んでいたら、流石に嫌だからな・・・
さて
取り合えず・・・
見過ごすわけにもいかないので、車から降りる俺
「あの・・・何かお手伝い・・・しましょうか・・・??ていうか何でこの人、倒れてるんです・・・??」
話を聞くにどうやらBBAは何かにつまずいてコケた
が、どうやらそこから起き上がれないらしい
「なので、まずはうつぶせのこの人を仰向けにひっくり返して、そこから立たせてあげようと思うんです」
女はそういうが、最終的に立たせるのが目的なら、別に仰向けに一度しなくても、そのまま立たせればよいのでは・・・
そう思ったが、まあいい
というわけで女と力を合わせ、老婆を立たせようとする
「せえの・・・!!」
が・・・
ダメ・・・!!
足がふらふらで老婆は立てない!
つづけ
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