カウンター
微妙に非日常
俺はいつも
仕事をサボることを考えている
いや違うな
サボっている訳ではない
帳尻を合わせている
俺はいつもサービス早出、残業やら、昼休み返上で働いたりしている
故にその俺の宙に浮いた労働時間、をどこかで消化しなければならない
それ故、俺はそれを至る所に散りばめることにした
必要な書類を発行してくると言って、営業所から出て
コンビニでお菓子とか食べたり
そんな風にして、時間に厳しい俺の宙に浮いた労働時間を少しずつ色んなところで消化することで「帳尻合わせ」をしているのだ
そもそも、サービス残業だのあんなものは時間にルーズな人間がやることだ
制限時間内に終わらせることのできない、自分自身の怠慢をこっそり消化させるためのもの
いつもFランデブに指示され、仕方なしにそれをやっている俺だが、俺は元来時間に厳しい男
そうして誰に対して、というわけもないが理論武装を済ませた俺は
「社用車にガソリン入れてきまーす」
そういって、バンに乗って営業所を出た
さあ
ガソリン入れたついでにコンビニの駐車場でちょっとのんびりしてくるかー
そんなことを考えながら営業所を出た俺
だが・・・
そのわずか数秒後、俺は凍り付いていた
道に老婆が倒れているのだ
うつぶせで倒れ、ぴくりとも動かない
(し、死んでる・・・!?)
直観でそう感じる
つうことでつづく
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