公開結社豪泣部

同じ広報室の女を引っ掛けようとしているが・・・

現状、あまりうまくいっていない

つうことで・・・

俺は出会い系で女を釣ることにした

そして・・・

（中略）

俺は女とホテルに来ていた！

（まじで！！？？）

自分でもびっくりである

だって会うのは今日が初めて

２６歳、スーパー勤務

人生に疲れたシングルマザーのような、年不相応な老け顔

見た目的には３０後半くらいだろうか

待ち合わせ場所にこの女が現れたときは、バックレようかとも思ったが・・・

どうせなら、ホテルに誘うだけ誘ってみるか

という思考になった

ちなみに誘い方はいつもと同じ

HUBで４５分くらい飲んだ後、何も言わず女の手を引き、ホテルに向かって歩く

道中、女がどこに向かっているんですか？と聞いてきたので、
「休憩できるところ！」と言うと

「なるほど・・・」と返す女

（これって行けるってコト！？）

別にこの女から断られてもダメージはない

どっちに転んでも大丈夫である

つうことで、そのまましれーっとホテルに入った

つづく

（元旦で検索したら、なんかめっちゃパーティーな感じの画像が出てきたんだが、こんなイメージなのか・・・？）

あけましておめでとうございます

・・・

今日の記事はそんなテイストで行く予定だった

が

時はさかのぼり昨年

２０２３年２３時４０分くらい

俺は布団の中で仕事のことを考えていた

休みの日だろうが、大体いつでも仕事のことを考えている

Sとかいう自動車メーカーにいたときの名残

当時の上司、Fランデブに「常に仕事のことを考えろ！！」と言われたことがあり・・・

以来、その癖がついてしまった
（ひどいときは寝ているときでさえ、仕事のことを考えていた時期もあったが・・・）

そんなワケで今、俺が抱えている案件についてなんとなく考えていたところ

（・・・！？）

不都合な真実に気が付いた

１月１日から電光掲示板で打つ予定の広報案件・・・

まだ筐体に設定できていない！！

かもしれない！！

いや、多分ほぼやっていない

（マズイ！！！）

一応、俺が電光掲示板に設定しなくても、定番ネタがずっと流れるようにはなっているため、画面に何も表示されない・・・ということは起きない

しかしやっぱりマズイ！！

が

（今更気付いても・・・どうしようもない）

仕事始めの日に盛大にワチャワチャして片付けるしかない

あゝ・・・
なんか良くない感じの幕開けだな

つうことで

今年もよろしく！！

つづく！！

「何か面白いこと起きろ！！」

高校くらいからだろうか

常に常に強くそう願うようになったのは

そんな俺の思いに答えるように・・・

俺の身にはよくネタが降り注ぐ

今回もそんな話である

・・・

「そろそろ襟足が伸びてくる頃だと思いますが、年末に向けてスッキリさせておきませんか？もちろん、無料で切りますよ！玄関先でチャチャッと切れば終わりますから！」

１２月某日

たまに髪を切ってもらっている人からラインが来た

フリーのスタイリストとかいう50歳のおばさん・・・

初めて自己紹介されたとき、スタイリストという言葉の意味さえ俺には分からなかったが・・・

ファッションショー、雑誌、テレビ、映画、コンサートなどのメディアやイベントで、モデルやタレントの服や小物をコーディネートする職業

を指すらしい

このおばさんとは同じ居合の道場に通っており・・・

今年の夏くらいから、自宅兼仕事場で髪を切ってもらっている

ちなみに居合の素質、センスはともに全く無い

さてさて、話は冒頭に戻るが、
正直、髪を切る必要は現時点では一切感じていなかった

が

０円ということなら、切ってもらった方が良いだろう！

ということで、俺は髪を切ってもらうことにした

フリーのスタイリストとかいう50歳のおばさんの家は近い

歩いて１０分程で到着した

家に着くと、早速中に通される

（アレ・・・玄関先でテキトーに切るって話では・・・？？）

まあいいか

別に他に予定もないしな

促されるまま・・・自宅３階の仕事場スペースに通された

ここには何度か来ている

マネキンやら、衣装やら、カツラやら・・・

スタイリストを自称しているだけはあって、色んなアイテムが置かれている５畳ほどの部屋

「ささ、どうぞどうぞ」

フリーのスタイリストとかいう50歳のおばさんに従い、鏡の前に設置された椅子に座る

首にタオルを巻き・・・

床屋のポンチョのようなカバーを装着させられた後・・・

散髪が始まった

黙っているのも体裁が悪いので、無理矢理世間話をする俺

かつて営業をしていた頃は、世間話をするなど、しょっちゅうやっていたが・・・

今はだいぶ能力が落ちてしまった

営業を辞めて良かったと基本的には思っているが、こういうときはちょっとだけ後悔する

フリーのスタイリストとかいう50歳のおばさんの方はどうなのだろうか？

俺が費やしているほど、世間話に労力は使ってい無さそうだが・・・

なんて考えていると

「Mさんは眼鏡を買うとき、どうしているんですか？」

眼鏡の話になった

読者諸君は知っていると思うが・・・

俺は重度の近眼であり、眼鏡を外すとほとんど何も見えない

故に眼鏡を買うときに試着をしても、自分では何も見えず・・・

結局は店員さんの勧められるがままで買っている

そんな話をかいつまんで話すと

「今度うちの主人と眼鏡とか服を見に行きません？ウィンドウショッピング的な感じで！」

・・・！？

今・・・なんか・・・
良く分からないお誘い受けたくないか俺！？

「あ・・・えっと・・・」

リアクションに窮する俺

今までのどうでも良さそうな話って、全部このための前フリだったの！？

「うちの主人が今度眼鏡を買うことになったんですが、そのときにMさんも誘ってみたいなーって、この間夫婦で話していたんです！」

（！？！？！？）

ますますよく分からない

この人の主人が眼鏡を買うのは分かる

が

そこに俺が登場するの！？！？

この家では、夫婦の会話の中に俺が普通に登場しているの！？

そんなこと・・・あるか！？

（カオスすぎるだろ・・・）

うっすらと恐怖すら感じるほどのカオス

しかし！！！

（おもしれえ・・・！！）

カオスの海で泳ぎたい

破滅願望にも似たこの思い、衝動をどうにも抑えることができない

「ぜひ・・・！！よろしくお願いします！」

ということで

日時は未定だが

今度、フリーのスタイリストとかいう50歳のおばさんとそのご主人と俺とで、なんか買い物に行くことになった

つづく！！

突然だが・・・

俺は今まで・・・出会い系でしか女を釣ったことがない

故に・・・

社内恋愛というものに憧れていた

その点、公務員は良い

職員の半分くらいが女だし・・・

毎年新卒の女も入ってくる

野郎ばかりの自動車メーカー

中途採用ばかりのベンチャー企業

俺が今まで過ごしてきた会社はその点、クソだったが・・・

今は神！

環境さえ手に入れば、あとは女を引っ掛けるだけ

というわけで

同じタイミングで広報課に配属になった２５歳の女を攻略することに決めた

しょっちゅう話しかけたり・・・

一緒に帰ったり・・・

病み上がりの女に差し入れを持って行ったり・・・

色々すること数か月！

（行ける！！）

俺は遂にその確信を得た

というのも・・・

心の距離は体の距離に反映される

今の俺は女と２センチくらいの距離まで近づいても大丈夫になった

そして時期はクリスマス

（時は満ちた！！）

満を持して・・・

俺は女にラインする！

【一緒に呑みに行きませんか・・・？私はいつでもダイジョブです！！】的な内容を！

嗚呼

ソワソワするな

なんて

思っていられたのも束の間

【同期の人も誘っていきたいですね！！】

女からのラインは・・・

俺の予想を裏切るものであった

え

普通・・・

脈ありの場合・・・この手の誘いには１０００％乗ってくるはず

それを・・・

（同期と一緒・・・だと・・・？）

ダメだ

やる気が・・・

会社に行く目的が・・・

何もかも・・・

消え失せる！！

普通に考えれば脈無しだが

これでは、俺の仕事の生産性、
否
性産性にも関わる

俺は毎日ソワソワしながら会社に行きたい

つうことで・・・
とりあえず・・・

こういうときはアドバイザーに相談するのが一番である

現存する、俺の最古の親友（マブダチ）・・・

陽キャの化身・・・

そして恋愛マスター（だと思っている）

プロフェッサー・・・ぐっちょん！！！

ぐっちょんは今、育休中であり・・・

ラインはすぐに返ってくる

良いことだ

プロフェッサーのプロファイリングはこう

「飲みに行くこと」自体を否定されたワケではない

ただ、【俺と二人で行くこと】が否定されただけ

それは単純に、二人で飲みに行くだけの好感度（パラメーター）が足りていないだけ

パラメーターさえ上げれば、飲みに行くことは可能！！（引いてはその先も！！）

成果を急がず、一歩ずつ進めよとのこと

（なるほど・・・）

かつて恋愛シミュレーションゲームをプレイしまくってきた俺には分かる

必要なフラグが揃っていないため、イベントが発生しない・・・と

そういう話である

よく分かった

が

（パラメーターって・・・一体どうやって上げれば良いの・・・）

今までのアプローチを継続すれば良いのだろうか

正直、ちょっと面倒くさい

ネットで検索すると、社内恋愛　進まない　とか出てくるけど、これってそういうことなのか・・・？

女への期待値が下がったことにより、今までオフィスで被ってきた猫も剥がれ落ちそうである

毒を吐かないように誓ったはずなのに、言ってしまう・・・！！

俺の性産性も下がり・・・

ちょっとした危機を迎えている

つうことで

つづけ

現在、俺は会社の同僚の女を攻略しようと日々、パラメーター（好感度）の上昇に努めている

そんな俺にとって、１日に実施される広報課と秘書課合同の忘年会は一大イベント！

この日を心の支えにして生きてきたし・・・

上記の女も「忘年会楽しみですね！」と三回くらい過去に発言していたのもあり

女とキャッキャウフフできるものだとばかり思っていた

が！！！！！！！！

なんという悲劇だろうか

女はインフルエンザに罹ってしまい・・・来れなくなってしまった

（なん・・・だと・・・？）

忘年会の意味・・・ないじゃん・・・

淘汰の雨に打たれ・・・

仕事の生産性、もとい性産性が９９％DOWN

それが火曜日のこと

そのままなんとか忘年会の金曜までやり過ごし・・・

遂に当日が来た

会場の店に着くや・・・係長が話しかけてきた



「私は・・・これは若いころに知ったのですが・・・
この世に【無礼講】なんてものは存在しませんよ・・・ふふふ」

え

（今・・・それ言うか！？普通！？）

意味が不明過ぎる

公務員は変な奴が多いと言われるが・・・その典型と言えよう

そんな係長の意味不明発言をテキトーに流し・・・

席順のくじを引く

最早席などドコでも良かったが・・・

俺の席はよりにもよって・・・

ガチで知らないおっさんの横だった

後で知るのだが、広報課長の恩師とかいうおっさんらしい

広報課でも秘書課でもない

一応、再任用の市職員で賞状とかの字を筆で書く担当の人らしいが・・・

間違いなく、一番の貧乏くじ！！

（こいつと一体何話せばいいんだよ！？）

これなら、部長とかの横の方がまだましだ

少なくとも、仕事の話をして尺は稼げる

ただ、広報課長が謎のオッサンを召喚した手前、オッサンはずっと課長と・・・あと、俺の先輩としゃべっていた

子育てがテーマの話であり・・・

子作りのテーマしか関知しない俺には、全く無関係のものであったが

不幸中の幸いだ

俺が無理矢理しゃべらずに済む

そんなこんなで無理矢理何時間か過ごし、俺の忘年会は終わった

あまりにもクソすぎたな・・・

ああ、そうか

今度、例の女に

２人忘年会して仕切り直ししましょう！

とか言って誘ってみればいいか

うまく引っ掛かると良いのだが

つうことでつづく