公開結社豪泣部

実は・・・

リスク分析官ANAからは美人局以外の可能性についても示唆されていた

「店の外で会うこと、また君が10万円のコースから一番安いプランへと切り替えたことにより、嬢が塩対応になっている可能性は無いか？？」

というものである

確かに・・・

店で会うならば、当然接客態度等も良いだろうし・・・

プランの差によって露骨に態度を変えてくる・・・なんてことも考えにくい

が！

ここは店外である

良くも悪くも店外なのである

ANAの指摘するリスクは俺にもよく分かった

そんな背景もあり・・・

ホテル前へと恐る恐る足を進める俺

（高い金を払ったにもかかわらず、塩対応で後悔したりしないだろうか・・・）

何だか今日の記事のオチが既に見えてきたような・・・

そんな思いを抱きながら

ホテル前に先に到着していた嬢に声を掛ける

「や、やあ・・・お待たせ・・・？」

恐る恐る・・・

声を掛ける・・・！

すると

「あ！おはよー！今日はありがとうね～！」

・・・

こ、これは・・・！

めっちゃ

めっっちゃ普通の対応だった

つうことでいよいよホテルの中へ！

ラブホはかなり久しぶりである

このパネルみたいなやつからボタンを押して選ぶの懐かしいな・・・

最初はどうすればいいのか分からず戸惑ったっけ

しかし土曜日の昼飯時だというのに、空いている部屋は２つしかなく・・・

みなさんの性欲には頭が下がる

というわけで部屋を選択

嬢と部屋に入った

部屋に入ると早速、嬢が風呂を沸かし始める

シャワーで十分な気もするが・・・

ソープ嬢としての習性なのだろうか

（結局、お湯を張るのに予想以上に時間が掛かりそうだったため、シャワーになった）

「じゃあまずはお支払い・・・いいかな？」

嬢に言われ、封筒に入った金を渡す

35000円+謎の消費税で38500円！！

正直言って・・・

高い！！！

20分16000円の飛田新地
30分16000円の松島新地
と考えるとべらぼうに高いワケでもないが・・・

あるいは

ハーフの女とナマでヤれるという点も考慮すれば妥当な値段なのかも知れないが・・・

やっぱり高い！！

ちなみにこれでも一応お安くしてもらえているんだそうだ

俺の渡した封筒を嬢はそのままカバンに仕舞った

中身は確認しないらしい

（俺だったら確認するけどな・・・）

そこは信用式らしかった

さてさて

二人で全裸になり、浴室へと入る

普段はヒールとかを履いているせいで俺よりも背が高く見えていたが・・・

何も履いてない状態では俺と同じくらいである

スレンダー体型のため、実際の身長よりも高く見えるというのもあるのかも知れない

下の毛は相変わらず生えていた

（最近暑いので、下の毛を伐採してすっきりモードになっていたりしないかと少し期待したりもしていた）

ちなみにシャワーの際は体を洗ってくれる・・・なんてこともなく

普通に自分で洗った

さっき垣間見えた、ソープ嬢としての習性的に体も自動的に洗ってくれるものと思っていたが！

むしろこっちのほうが素人とファックするときの感覚には近い！？

ような気もするため許すことにした

そうして身を清め

二人でベッドに入り・・・

早速ベタベタする！！

キスをすると相変わらずの舌ピアスの感触

首筋からは甘い匂い

脇を舐めると丁寧に除毛してあるものの、ちょっとチクチクする感触を感じられた



Bカップくらいしかない乳は乳首をこねくり回すくらいしか思いつかないが・・・

その分、前回あまり触れなかった下を今日は攻めてみよう！！

そんな思いで下にゆっくりと指を這わせる

前から見て毛が生えているのは分かっていたが・・・

真下の方・・・というのか大陰唇？とかの辺もがっつり毛が生えていた

職業柄、この辺は処理しているものだと思っていたが・・・

パイパンの嬢とアソぶことが多かったため、この手触りは久しぶりな気がする

さあ

インサートに向け・・・

このマングローブ林に水でもやっておくか！

そう思い、俺が下を舐めようとすると・・・

「恥ずかしいからだめ～！」

手で制させてしまった

（え・・・）

恥ずかしいとかないだろ今更

何言ってんだこいつ・・・

やっぱりちょっとスレてきてるな

新入りの嬢だとこっちのやりたいって言ったこと、何でもかんでもやらせてくれるんだが

ちょっと慣れてきたり加減を覚えたりするとこんな風になってくる！

そんな風にして俺のターンが終了すると・・・

今度は嬢の攻撃する番になった

俺の乳首に舌を這わせ・・・

段々下へと下がっていく

下へ下へ・・・

行きつく先はもちろんピッパラ！

ストロークのようなフェラをしながらも・・・

一切歯が当たることはない

お手本のような見事なフェラ！

流石である

嬢の頭を撫でながら、流石に上手やなあと褒める

嗚呼

実は事前に一回抜いて来ているのだが・・・

イイ感じに高まってきた

次は・・・

いよいよインサートである！

つづく

ゴム・・・

すなわちコンドームだが・・・

あれは有ったほうが良い

一見、女性を望まない妊娠から守るためのツールに見えるが・・・

男を守るためにもなる

そのことを今日ほど強く思い知った日はないだろう・・・

・・・

時は数時間前にさかのぼり・・・

PM12時30分

俺がこの境地を開く前・・・

これから起こる悲劇などつゆ知らず

俺は梅田の某ホテル前にいた

そう

今日は待ちに待った博多ソープ嬢との店外デートの日！

先月連絡先を交換した嬢と店を介さずにホテルで会うのだ

何とも好奇心をくすぐられるイベントではないか！！

ちなみに・・・

ここまでこぎつけるのには一波乱あった

この12時半という謎の待ち合わせ時間からもそれは明らか！

時はさらにさかのぼり木曜日

嬢とラインで会う日取りを決めている際である

土曜日なら朝から14時半くらいまでならいける！

そんな話が嬢から出たため、10時と答えると・・・

「10時からだと10万超えるけど大丈夫？」

待ち合わせ時間に際し、嬢から送られてきたのは驚愕のライン！！

（じゅ・・・10万！？！？！？）

なんだその法外な値段は！？

会社でお手洗いに行ったついでにスマホを見た俺は思わず叫びそうになった

その理由としては・・・

嬢は15時からバイトがあるらしく

どうやら10時から会うと、バイトに行くまでの14時半までの時間を全部俺に費やす形になるらしい

その結果、10万オーバーという意味不明な話になっているのだ

嬢から料金表のようなものが送られてくる

ざっくり言うと一時間当たりおよそ35000円

そこにさらに謎の消費税が加算される

（消費税って、個人間のやり取りでは発生しないのでは・・・？？？）

一体この消費税は、どこにどうやって納税されるのだろうか？？

とはいえ・・・

この最終学歴専門学校の商売女に国の税のシステムについて解説し、理解させること

また金のことでごちゃごちゃするのが嫌だった俺は・・・

消費税についてはスルーした

ちなみに10万なんてとても払えないし、金を持っていたとしてもこの女からそこまでの価値なんて到底感じられなかった俺は・・・
（だってありすちゃん10回分やで！？）

最短の１時間コースにしてもらうことにした

という感じの一波乱を経ての待ち合わせ12時30分である

ホテル前には嬢とほぼ同時に到着

（これがホテル前集合ってやつか・・・）

ホテル前集合、ホテル前解散は俺が憧れるデートの一つ

あいては商売女だが、少し夢がかなった気分である

ちなみにだが

本件に際し、リスク分析官ANAより

「美人局の可能性がないと言い切れるか！？」

的な指摘を受けていたこともあり・・・

嬢にハメられた場合を想定！

身ぐるみを剝がされた際に備え・・・

キャッシュカードやクレジットカード

免許証や保険証等の貴重系アイテムは家に置いてきた

保険証くらいは出先でケガとかがあった場合に備え、持ってきても良かったが・・・

（今までの人生で出先で保険証が急に要るようになった瞬間なんて、無いもんな）

そう考え保険証も置いていくことに

しかししかし

このリスクヘッジのために取った行動が・・・

完全に裏目に出てしまい・・・

むしろリスクそのものになろうとは

このときは思いも寄らないのである

つづく

「新しいノートパソコンを手に入れたんだけど、ネットにつないだりとかできるかな？」

今日の二時ごろ・・・

居合の師範からそんなラインが来た

聞けば新しいノートパソコンをネットにつなぎ、プリンターに接続し・・・

古いやつからデータを移すのだという

とても簡単そうな内容である

「分かりました！仕事終わったら行きます！」

昨日の大会について、師範からのコメントも早くもらいたかったこともあり

そう俺が返信すると

「ありがとう！じゃあ事務所のそばのサイゼリアに集合な！！」

予想外過ぎる返答！

PCをネットに繋ぐには言うまでもなく、ルーターの近くでないといけないのだが・・・

サイゼリアではそんなことは絶対にできない

（ITリテラシーとかいう次元でさえ無いな・・・）

かなり戸惑いながらも、頑張って説明を行い・・・

なんとか師範の事務所兼家に行けることになった

つうことで１８時３０分

俺は師範の事務所兼家に到着

事務所・・・というのはうちの道場の事務作業はここでやっているためだ

道場の事務というとあまりイメージが付かないかも知れないが・・・

全日本連盟への登録や更新、大会出場の際はその手続き、また昇段審査の書類作成等、事務作業は色々ある

つうことでその事務所兼家に着いた訳だが・・・

そこは小さな雑居ビルの２階にあった



（毛利探偵事務所みたいだな・・・）

俺が着くのを待ちわびていたのか、表には既に師範がスタンばっていた

取り敢えず、師範に導かれるまま小さな毛利探偵事務所に入る・・・

事務所という手前、本気を出せば来客にも対応できる感じなのかと思いきや

内部は無数の筋トレ道具と武術についての本、数々の木刀や刀で埋め尽くされ・・・

（どう見ても反社会的勢力の事務所やん・・・）

カタギのお客様など到底無理そうであった

そんな物騒なアイテムたちに囲まれ、取り敢えずルーターとPCを接続！

作業は３０秒くらいで終わった

その後、プリンターのセットアップを行い・・・

テスト印刷も完了

USBを使ってデータも移し・・・

２０分くらいですべての作業が完了した

俺の作業の様子を師範はメモに取ったりもしていたが・・・

（あのメモでできるようになるのだろうか・・・）

とてもいい加減なメモで不安になった

さてさて！

作業のお礼ということで、その後は事務所兼家の近くの焼き肉屋へ行くことに！

ちなみに焼肉の根拠はというと・・・

「君は痩せすぎだ！もっと肉食え！！！」

至極ごもっともな内容であった

ビールを飲みながら焼肉を食べる

飯を食べながら恐る恐る昨日の大会について聞いてみると・・・

「普通に良かったよ？普段からアレくらい気合を入れてやった方が良いよ」

怒られるのかと思いきや・・・

むしろ褒められてしまった

これでは改善点が見えてこないのだが・・・

まあいいか

その後も飯は進み・・・

俺が吐きそうになりながら肉を口の中にねじ込んでいる頃・・・

酔っぱらった師範が語りだした

「いや～道場の後継者をどうしようかなーって悩んでいた頃に、君が入門してくれてホントに良かった！！神の使いかと思ったよ！！」

前々からうっすらと勘付いてはいたが・・・

（やっぱ俺が後継者なのか！！）

すごいな

神の使いになったよ俺

どちらかと言うと悪魔サイドだと思っていたんだが・・・

しかし今の道場に入門してはや２年

既に後継者か・・・

これもネタの神様から愛されるが故なのだろうか

つうことで・・・

つづく！！

今日は居合の大会である

みんなは試合というが・・・

俺は「大会」という言い回しの方が好きである

至極どうでも良いことだが・・・

試しに合わせる

よりも

大きい会！

の方が恰好が良い気がするのだ

つうことで・・・

大会に合わせ稽古に励む俺

そんな大会前、最後の稽古で師範は俺にこう言った

「目先の勝ちにこだわるなよ」

普段の修練の結果として、大会とかで勝てる訳であって

大会で勝つために修練を行うのではない・・・

要は本質を見失うな、ということだ

無論、それはそうなのだが・・・

いつも道場でクソガキどもに教え、事実上の師範代と化している手前・・・

（一勝くらいはしないと流石にダサい！！）

そんな俺の思惑とともに迎えた当日・・・

ちなみにだが

去年も俺は同じ大会に出場し・・・

予選を突破

決勝トーナメント一回戦敗退となったものの、特別賞みたいなのを貰っていた

当時は三段の部だったが・・・

今は昇段して四段の部・・・（居合はMAX八段まである）

果てしてどうなる！？

恐る恐る、会場で参加者リストを見てみる

が！

（あ、あかん・・・）

流石に四段クラスになると、学生時代からずっと居合にフルコミットしてきたガチ勢たちばかり！

大学の西日本大会やら全国大会にも出場したことがある連中ばかりである

俺みたいなエンジョイ勢はいない

更に言えば、大会では高速で刀を振れるやつが強い

基本的に審査員の前で型を披露し、それで優劣を決める形式であり

刀を高速で振れるか、とかそういうのは審査対象外ではあるのだが・・・

目にも止まらぬ速さで斬り下ろせるやつは、やはり審査員の注目を集められやすい！



そういうパワー系の土俵では俺は勝負できないため、気迫とか霊圧で誤魔化しているのだが・・・

どうなる！！

つうことで緊張の予選

ガチ勢たちに交じり、試合会場へと足を踏み入れた

（もうどうにでもなりやがれ・・・！！）

所定の位置につくころには既に自棄気味になっていた

「始め！！」

審査員の声とともに礼法を行い・・・

（こういうのが好きなんだろクソが！！）

パワー系の勝負はできないが

それでもパワーに任せ・・・

鞘から一気に抜刀した

所謂居合斬りである

（思ったよりうまく決まった気がするぞ・・・！）

と思っていた次の瞬間！

（つるっ）

踏ん張らせていた足が滑り・・・

転びこそしなかったものの

大きく左に傾いてしまった俺！！

（そういえば・・・ここの床、めっちゃ滑るんやった・・・！！！）

歴史ありすぎる建物が会場になっているせいだろうか

床は先人たちの足さばきによってか、スベスベ過ぎるくらいスベスベになっていた

（終わった・・・）

が

諦めたらそこで試合終了である

何事もなかったかのようにそのまま演武を続け・・・

俺を始めとした最初の組の審査は終了した

予選に通過していれば俺の番号（405）が呼ばれるのだが・・・

401から順番に読み上げられ・・・

404のやつが呼ばれたところまで来た・・・

いよいよ俺だが・・・

「404の次は407です」

ダメ！！

ダメであった

はあ・・・

予想はしていたが・・・

テンション下がるなあ

つうことで俺の大会は呆気なく終了

他の道場の人らと世間話等をしたりしながら帰路に着くのであった

つづく