公開結社豪泣部

投票に来た人の交通整理（物理）をする

普段、仕事上では広報部としてよく話の交通整理をしているが・・・

物理的にやるのは初めてである

「あ！投票用紙を貰ってから記入台に行ってください！」

とか

「記入が終わったらあちらの投票箱へ！」

とかを無限に案内する

基本、投票の案内はがきを受付係に渡す→投票用紙を貰う→記入台で記入する→投票箱に入れる

という流れなのだが・・・

これを理解していない人間が多い

投票案内はがきを持ってそのまま記入台へ行こうとしたり
（投票用紙が無いのに、どうやって投票するつもりなのか・・・）

小選挙区の投票用紙を比例代表の箱に入れようとしたり
（周りが見えていないにもほどがあるだろ・・・）

みんな好き勝手に振る舞う

ユーザーというのをコントロールするのがいかに難しいか！

また

「白票でも良いですか」

もたまに聞かれる

そんなこと、いちいち人に聞くようなことではないし・・・

白票、つまり無効票を投じたところで何の意味もない（というかこちらの仕事が増えるだけ）のため、俺としてはやめてほしいのだが・・・



一応、理論上はOKなので「良いですよ」という

そも、それくらい事前に調べてこいよな

ここに何しに来たんだ・・・

しっかし７時間くらいずっと立って案内していたため、腰が痛い

折れそうだ

あとのども痛い

さすがにしゃべりすぎた

時刻はまだ１３時

投票終了まで７時間もあるではないか

（やべえ・・・）

というわけでつづく！

いよいよ選挙当日

ＡⅯ５：３０

俺は起床した

６：３０に小学校へ集合し、０７：００より投票開始となるからだ

ちなみに・・・
朝一番に投票用紙を区役所に取りに行く係の人は５：３０に集合している

投票用紙というのは、例えそれが使用前のものであっても、かなり厳重に管理されている

さらぴんの投票用紙を誰かがくすね、２つ分投票したりすることを防ぐためらしい

そんな感じで大切に輸送されてきた投票用紙を機械にセットする
（厳密には投票用紙担当の人がやったため、俺はセットしてないが）

投票用紙を１枚ずつ吐き出すための機械である

その辺の簡単な準備を終え、時間が来るのを待っていると
０６：４５

早くも人が並び始めた

開店アタックを掛けるつもりのようだ！



ちなみに・・・一発目に投票する人は「空虚確認」と言って投票箱が空っぽであることを確認し、一筆書いてもらうことになっている

世にはこのような空虚確認することを心の支えにしている人もいるらしく・・・

きっと今並んでいる連中もその手合いだろう

そうして投票ガチ勢たちにとっては待ちに待った午前７時

選挙がスタートした

選挙のはがきのバーコードを派遣会社のスタッフらがスキャンし、投票用紙交付機から紙が出される

それを受け取り・・・ガチ勢中でも１番最初に来たやつが空虚確認をする

（空っぽの箱なんか見て何か面白いのだろうか）

ぼんやりをそんなことを考える

ちなみにワイの役割は投票に来たやつの案内係兼見張り

現状、案内や見張りをするほど人がいないので、やることがないが・・・

そうしてつつがなく第一号の投票は終了

後で知ることになるが、このような工程があと数千回繰り返されることになる

つうことで・・・

つづく！！

選挙にあたり・・・

事前の研修やなんかが３回くらいあり・・・

投票受付システムの操作方法などを教わった
（実際にこのシステムは人材派遣の人らが操作するため、我々職員は参考程度である）

そんなこんなを経て選挙前日土曜日になった

会場の設営である

俺の家から徒歩１０分ほどの距離にある小学校



そして、かつて（今も？）全裸ネタで一世を風靡したたかしの母校でもある

（ここがあのたかしを輩出した学校か・・・）

たかしのあの人間性を形成したのだから、カオスの片りんがあっても良いようなものだが・・・

むろん、何の変哲もない学校である

しかしまあ、そう思うと感慨深いものがある

そんな小学校の休憩室のようなスペースを使い・・・床にシートを敷いたり、選挙の注意点が書かれたポスターを貼ったりする

ここにはシルバー人材センターの人らも加わってやるのだが・・・

シルバーの皆さんはどうやら毎回のように設営の手伝いをしているらしい

ノウハウがやばい

設営が始まる前から、「あの部分、ああいう風にしたら良いんじゃね？」みたいな話を始めていた

（これが年の功ってやつか！！）

普段、レベルの低い老人の相手ばかりしているが・・・

こういうハイエンドなやつもいる

会場の設営は２時間半ほどで終わり・・・

１５：３０　解散となった

（いまいち仕事をしたような気がしないな・・・・）

つうことで

つづく！！

（誰・・・）

先日、アマゾンプライムデーにて買ったタブレットPCにて投稿する記念すべき一発目の記事

【選挙の応援スタッフとして従事してきたナ☆】

である！！

早速話がそれたが・・・

応援に行った、というのも・・・

現在、俺はここの２年生であり、できないことやわからないことがあっても、いくらでも言い訳できる

が

これからどんどん年次が上がっていくにつれ、たことはできなくなるであろう

「お前、〇年目にもなってまだそんなこともできひんのか！！」
みたいな感じの怒られ方を・・・きっとされるようになる

ゆえに、今のうちに将来的にも１００％起こるようなことはなるたけ経験しておこう・・・と考えた

そんないきさつがあっての選挙応援である

しかし

「４０、５０代くらいの方でも選挙事務やったことない人とか普通にいてますよ？ほら、あそこのYさんなんて４０半ばですが、選挙一回もやったことないみたいですし」

さっきの話を広報室の先輩にしたところ、一撃でワイの想像は覆されてしまった

え

そんなヘボいやつ・・・いんの？？

ヘボくても・・・ドヤされないの？？

これはいつも思うことだが、ここはヘボい人間にとっては天国である

さて・・・

俺の思惑は一瞬で瓦解したが・・・

まあいい

選挙編・・・スタート！！

「Mくん、ちょっと」

仕事中・・・

課長から不意に呼び出されるワイ

（嫌な予感・・・）

今までの人生で上司から呼び出されて良かったことが起きた例がない

さて

今度は何の話だろうか

広報室内の打ち合わせスペースに移動した我々

（何が悪さしたっけな俺・・・）

と思っていたが

課長の口からは予想外の言葉が出た

「来年度を見据え、業務分担を変えようと思う。来年は君を含めウチの班から３人異動になる可能性があるからね」

？

あ、そっち？

かなりマトモな話であった

現状、俺がいる班は５年目と３年目の先輩、そして２年目の俺がいるが・・・

基本、３～５年で異動が発生するため・・・

仮に来年、上記３人が一気に異動すると甚大なノウハウの喪失を招くことになる

というわけでちょっとずつノウハウの継承を進めていくらしい

俺は異動候補者の中でも、最も可能性が低い（いうてまだ２年目だし）

ってなことで、ワイを核に据えて考えているらしい

来年度の体制についてはワイもちょっと気になっていたところだ

ちなみに俺は市長のスピーチライターの担当になる予定らしい

あゝ、問題発言王の俺が市長のスピーチライターとは・・・面白過ぎるな

なんて内心笑っていると

「あ、そうそう・・・それと・・・」

課長が何かを思い出した

（今度こそ、嫌な予感がする・・・）

次の予感は的中した

「選挙も近いし・・・ね？もっと言葉遣いをこう・・・直していったほうが良いと思うよ？」

あー・・・・

言うまでも無く、ワイは粗野な言葉遣いをしている

今日も・・・

「バス停内のベンチを占領しているホームレスは交通局所管案件だが、バス停の【そばにあるベンチ】は建設局の所管になる？？
いちいちそういう下らん押し付け合いするなよ！！
バス停の機能に支障を与えているワケだから、交通局所管だろ！！
仮に建設局だとして、ベンチに座っているというだけでどうやってしょっ引けっていうんだ！！
どいつもこいつも、いつもいつもできない理由ばかり言いやがって！！」

（ベンチに座っているホームレスを排除せよ、という市民からの投書が寄せられ、それをどの部門が対応するか、についての社内の調整）

朝からそんな感じでキレていた俺

選挙の日は地元のお偉いさん等もよく現れるため、こういう言葉遣いが出てしまうと良くない、と課長は言うのだ

オフィスの中にワイとファックしてくれそうな女がいたら、猫も被るし、体裁にも気を遣うが・・・

現状、そんな女はいない

故に俺は自由気ままに振舞っている

その心根が存分に言葉に出ているのだ

（つまり女のせいだな・・・）

と思うものの

とりあえず「分かりました」という俺

しかし・・・言いたいことをガマンすることなどできそうもない

ならばせめて

（これからは京都っぽく言うか！）

今まで直截の限りを尽くしてきたが・・・これからはイケズと行こうじゃないか！



つうことで・・・

つづく！