公開結社豪泣部

その日

俺は常務の言葉に耳を疑った

「営業スタッフには芸人的な要素も必要だと思うんだよね！

と、いうことでみなさんにはブルゾンちえみさんのギャグをやってもらいます！

お題は班の人達で考えてね！じゃあ１５分後に発表！よーいどん！！」

！？？！！！！！！？？？？？？！！！

え

どゆこと！？

お笑い芸人の真似！？

研修で！？

何故！？

つかブルゾンちえみって聞いたことあるけど、どんなネタなのか分からないんだが！？（家にテレビ無い）

やばいなー

常務、いい人ではあるんだが

たまに意味不明なことをする

俺は戸惑いを抱えたまま、取り合えず班のメンバーを見渡してみた

すると

「やべえ」

みんなそんな顔をしていた

そうだよな

まじでどうすんだよこれ

とはいえ、やらないわけにもいかない

だから俺はまず

スマホでブルゾンちえみのギャグを見ることにした



男が３５億人いるとかいうやつ

・・・

あんまりおもしろくない

これが巷で流行っているのか！？

まあいい

しかし、どうしたものか・・・

残念ながら、俺のいるこの班にはギャグセンスに長けたものはいない

いるとしたら俺くらいだ

嗚呼

会社ではあんまり目立ちたくないけど、一肌脱ぐしかねえか・・・

アイディアが何も浮かばずに、黙りこくっている班のメンバーを見て、俺はそう静かに決意したのであった

つづく

今日は木曜日である

が月曜日の記事がまだだったので、今から月曜のことを書く

このブログは基本的に毎日更新している体だからな！！

嗚呼

月曜はあれだな

軽トラで高速を爆走した

そう

１２０キロくらい出した気がする

５０キロくらい離れたところにある別の店舗にある軽トラを伊丹に持ってくる、というミッションがあってな

で、早く帰りたかったからアクセル全開で飛ばしまくった

のだが

ここで大きな誤算が生じる

そう

渋滞である！！

９０分くらいだろうか

俺は止まっていた

何だよ渋滞って

高速道路で停止するって何！？

とかなんとか思いながら、渋滞　原因とかで検索していた

嗚呼

早く自動運転とかで渋滞しない世界が実現しねえかな

つうことでつづく

女は俺のさっきのアラサー女が怖いという話が余程衝撃的だったのだろう

めっちゃ食らいついてくる

「そもそも、そんなこと言ってて自分が結婚できなかったらどうするつもり！？」

え

俺は愕然とした

何故ならそう

その可能性について、俺は一度も考えたことがなかったからだ！！

確かに

アラサー女は切羽詰まってて怖い、とか言っておきながら

かくいう自分はどうなんだという指摘は実に尤もなものである

そうか

俺は驕っていたのか

今まで全く気付かなかった

しかし、これは俺の傲慢に他ならない！！

俺は動揺を頑張って誤魔化しながら、こう答えた

「そのときは孤独死でもするよ、ははは」

最後の笑いは勿論、自分を嗤っている

と、まあこんな感じで女から説教を受けているような感じで会話は進み、解散となった

しかしあれだな

今まで、女というものに対して自分の価値観を披露したことなどなかったのだが、意外と面白いなこれ

機会があればもっともっとやりたいぜ

つうことで

つづく！

「恋人を選ぶ際の基準、３つ挙げるとしたら何？」

女とラーメンを食べながらそんな話をする

女は少し考えたあと、こう答えた

年上で落ち着きがあって、ケチケチしてない人

まずいな

年上以外、俺が当てはまっている気がしないぞ？！

（余談だが、ここで俺が年上は何歳くらいまでいける？って聞いたら４５歳って返ってきて衝撃を受けたし

俺がそれに対してパパ活じゃんって言ったら、すごく失礼なこといいますね！！と怒られてしまった）



女の方からも聞き返される

俺は予め用指しておいた答えを言う

「まず女であること」

これはボケだったのだが、女からはスルーされてしまった

悲しい

若干へこみながらも続ける

「次に年下であること」

！？

女がめっちゃ反応する

そう

この女は年下だからな

どうして年下がいいの！？

さっきのボケはスルーしたくせに、こういうところにはツッコんでくる

嗚呼

まずいな

どうして年下がいいって、それに対する模範解答なんて分からねよ

美辞麗句で誤魔化したい

俺は時間稼ぎをすることにした

「どうしてなのか、知りたい？」

俺は心の底から願っていた

頼む

じゃあやっぱりいいや、って感じでこの話題を終わらせてくれ

が

「うん！」

すごく力強くうなづかれてしまった

やばい

何も出てこない！

美辞麗句としての年下の魅力が！

仕方ないので俺はぶっちゃけることにした

どうせこの女は見込み薄カテゴリーである

ぶっちゃけてもいいだろう

というか、さっきのパパ活の下りで既にやらかしているし、今更だよな！

俺は思い切って口を開く！！

「逆に俺より年上ってなると、必然的にアラサーになってくるわけやん。そうなると、切羽詰まった女の人に無理やり結婚させられたりしそうで怖い。だから年下がいい」

女の目が驚愕で見開かれる様子が手に取るように分かった

「何それ！？それ、アラサーくらいの人にすっごい失礼だよ！？そんなのヨソで言ったら絶対ダメだからね！？」

ヨソで言ったらダメってなんだ

おかんからまるで説教を受けているときのようなセリフだな

しかし、俺のこの考え方はかなり異端のようだな

つうことでつづく

を見に行くことになった

のだが

満席！

梅田もなんばも

大阪で上映している二つの劇場がどちらも、である

おいおいおい

たまには役に立てよ、現実・・・！！

そんなこんなで映画はとん挫

女とショッピングセンターで買い物をしたりして過ごすことに

最初に行ったのはビレバン

女のチョイスである

そして・・・

「かわいい～！」

俺からすれば小汚いだけのドライフラワーの造花を、女は目を輝かせて見入っていた



あんな枯草、部屋に置いたらなんか辛気臭い部屋にならないか・・・？

女の感性は理解不能である

その後も女は用途不明の謎アイテムにかわいいを連発し、俺はそのたびに適当な返事をしていた

途中、何度も私の買い物に付き合わせちゃってごめんね？と謝られたが

別に俺は構わない

これはこれで面白くはあるからな！

と、そんな感じで女の買い物に付き合い

途中でスイーツとやらを食べたりして

いい時間になってきたので解散！

となりそうだったのだが

「最後にラーメンでも食べて帰ろうよ」

女の意見でラーメンを食べることに

嗚呼

たとえそれがラーメンであっても、女から何かに誘われるというのは気分が良いものだな

しかしどうせならホテルに誘われたかったぜ

たくろーとかと集まって飲む予定をすっぽかして来たっていうのに、ファックの一つもないんじゃつまらないじゃないか

しかし、ここからファックにまで持ち込めるスキルを生憎俺は持ち合わせていなかった

という感じで

つづく