公開結社豪泣部

最近、相槌を極めつつある気がする

そう

客と仕事上、クソどうでもいいクソ世間話をしなければならないシーンがあるのだが・・・

「本当ですか？？」

と

「おっしゃる通りです」

この２つで大抵は切り抜けられる、と最近気が付いた

例えば・・・

客「今日はこの後、雨が降るみたいですね」

俺「本当ですか？？」

客「天気予報でそう言ってましたよ。だから、Ｍさんも気を付けたほうがいいですよ。」

俺「おっしゃる通りですね。昼食は晴れている内に買いに行った方が良さそうです。ははは・・・」

という塩梅である

客が降ってきた話に対し、本当ですか？？でその話をもっと聞かせて下さいアピールをする

客は自分の話に興味を示されていると感じ、クソどうでもいいクソ話を始める

そこに対し、俺がおっしゃる通りです、と言い肯定する、もしくは、更に本当ですか？？をかまして、客の話を更に掘り下げる

この無限コンボである

あとは、客の話の中でキーワードっぽいのが出てきたら、それを復唱しても良い

さっきの例でいえば・・・

客「今日はこの後、雨が降るみたいですね」

俺「雨？ですか？？」

客「天気予報でそう言ってましたよ。だから、Ｍさんも気を付けたほうがいいですよ。」

俺「本当ですか？？」

客「結構すごい雨が降るみたいですよ！洗濯物とか大丈夫ですか？？」

俺「おっしゃる通りです。雨に濡れたら台無しですからね・・・」

となる

ことが多い

まあそういうことでつづく

伊丹街中バル・・・

簡単言うと、町全体が巨大な飲み屋になるイベント、とでも言おうか

食券を予め買い、それを街中バルに加盟している店に持っていくと、酒と料理のセットが出てくる・・・というシステムである

その食券は５枚一組になっているので、街中バルは基本的に５軒飲み歩くことになる

しかし・・・

そうなると必然的に５杯飲むことになる

が

勿論俺は５杯も飲めない

ビールにして２杯が限界である

３杯飲めば頭がズキズキするし

４杯飲めば吐く

５杯なんて到底無理である

なのだが・・・

３件目の店で俺はトマトチューハイを飲んでいた

美味しいのかまずいのか分からないこの味・・・

それにチューハイとはいえ、限界である

くらくらしている俺の目の前で、この悪しきクソイベントに俺を強制参加させた張本人、店長は非常に楽しそうにしている

一週間で２回も俺を飲み会に強制参加させといて、何も感じないのだろうか！！

俺は飲み会の話をされたときに、露骨に嫌そうな顔をしていたのに

まあ、そんな顔すんなって！

の一言でてきとーに流されてしまった

つうことでその日は２３時頃に俺は解放され

翌日の仕事の生産性を下げたのであった

つづく

４３歳独身バツイチ中年男性の誕生日パーティーという、クソの価値も生み出さないクソイベントから俺が解放されたのは、深夜１時のことであった

明日も普通に仕事なのに、一体何を考えいているのか

仕事の生産性を自分らで下げて何がしたい？？

そんな俺の怒りも露知らず

上司からとんでもない一言が飛び出す

「今日は朝までコースでなくてよかったな！」

聞けば、かつては次の日仕事でも普通に朝まで飲んでいたらしい

おいおい

大学生じゃあるまいし、いい歳こいてオールなんてすんなよ・・・

・・・

それから二日後

俺は飲んでいた

会社の連中とともに・・・！！

思い返せば

これも訳の分からない話であった

「Ｍくん、２０日の伊丹街中バルに行かへん？別に行きたくなかったら大丈夫やで！」

店長にそう言われ、お断りします☆と言ったのが一週間ほど前

そして・・・

それから、月日が７ほど流れ・・・

「Ｍくん！２０の街中バル、３５００円やし、今お金頂戴！！」

そういって、何食わぬ顔で金を請求してくる店長

一体何がどうなっていやがる・・・！？

この間、行かないと行ったはずだが？！

しかし、店長の有無を言わさぬ勢いに圧倒され

気が付けば俺は３５００円を店長に渡していた

これは世にいうパワハラではないのだろうか

つうことでつづく

俺の疑問は、すぐに払しょくされることになる

というのも・・・

「お前の車で、みんなを天満まで載せていってくれ！お前は運転係な？しっかり頼むで！！」

まず前提として、俺は参加するなどと一言も言ってないし

この国家反逆罪男のクソ生誕祭を祝うつもりもない

が

俺の意思とは関係なく、参加が既に決まっているらしい

ウソだろ？？

冗談だと言ってくれ

何で俺がそんな下らないことをしなければならないんだ？？

４３歳、バツイチ独身・・・

誕生日を迎えても、誰も祝ってくれない

だから、強制的に周囲に自分の誕生日を祝わせる

ひどく矛盾した話である

誕生日に誰も祝ってくれなくて、寂しい思いをするのは、女から愛される努力を怠った自分のせいではないのだろうか

なら、その報いは自分一人で受けるべきである

それを！

それを！！

まかり間違っても、他人にも背負させるなど！？

その報いを！その罪への贖いを！？

受けたくないがために、他人を巻き添えにするなど・・・

言語道断も甚だしい

見下げ果てた根性である

存在しているだけで、国家に反逆しているのに

更に罪を重ねるのか・・・？？

それにもっと言えば

このクソ誕生日クソパーティーによって、日本のＧＤＰもわずかに下がる



至って、当然の理だ

夜遅くまで、飲みに付き合わせ

翌日は普通に仕事

そうなると、必然的に翌日の仕事の生産性は落ちる

生産性が落ちるということは、換言すれば日本のＧＤＰが落ちるということ！

つまりこれもまた、国家反逆罪なのである

そんなこの大罪の片棒を・・・

愛国主義者の俺に担がせるだと・・・！？

いかん

めまいがしてきた

つうことでつづく

「お前が今やっていることは国家反逆罪だぞ！！」

創作物などで、こんな感じのセリフを何度か耳にしたことがきっとあるだろう

しかし

日本には「国家反逆罪」も無ければ、それに該当しそうなものもない

無いのだが・・・

４３歳独身、バツイチ男性

この響きから、国家反逆罪を連想してしまうのは俺だけなのだろうか

おおよそ、現代日本の抱える問題点、課題点に対して、何一つとして貢献できなさそうなこの響き

少子高齢化を加速させる以外、こやつにできることなどあるのだろうか？？

これが国家反逆罪でなくして、何が国家反逆罪であろうか？？

この罪深き男・・・つまち、俺のいる営業所にて、整備をやっているおっさんなのだが

唐突にとんでもないことを俺に行ってきた

忘れもしない

１０月１８日２０時の出来事

その一言から、俺の終われない夜が始まってしまった

「今日、天満で飲むしな？俺の誕生日パーティーやで！」

俺「・・・え・・・っと・・・つまり・・・どういう・・・こと・・・？？です・・・か・・・？？？」

・・・

繰り返すが

４３歳独身、バツイチ男性

息を吸って吐いているだけで国家反逆罪に相当している、この男が

今、正に

さらなる罪を重ねようとしている

このあまりにも理不尽過ぎる状況を

俺の脳では処理できなかった

つうか天満ってどこ？

大阪・・・？

伊丹から、わざわざクソ天満までクソ誕生日クソパーティーのために？？

わざわざ行くんですか・・・？？

そんな俺の疑問は、そのあとの一言ですぐに払しょくされた

つうことでつづく

いわゆる国家反逆罪にもっとも近い日本の方はこの罪ではないだろうか