公開結社豪泣部

先輩の強制的な召喚に成功した俺

これからてっきり飲み屋に連れていかれるのかと思っていた

が

「ま、２軒目といってもスナックなんだけどね。Mくんにとっては今後の勉強にもなると思うよ」

ジジイから意外なことを告げられた

スナック・・・バス江のイメージしかないが・・・



地味に初めてである

ってか勉強って何だよ
社会勉強ってことか・・・？？

それはさておき

三条から祇園まで歩くのが嫌だというジジイのためにタクシーを拾い・・・

いざ店へ！

・・・

店内はイメージ通りの空間であった

ただ、やはりというか、椅子が高級そうだ

スナックという語源が何なのかは知らないが、その名の通りスナック菓子を嬢から出される

嬢は３人

後にママが出勤してきて４人となる

しかし

（嬢ってこんなもんか・・・）

やや外れ気味の新地嬢とでも言おうか

アラサーくらいに見えた（後に嬢の内1人は３１歳だと判明する）

下の毛は多分、パイパンか小さい▽型にカットしているタイプだ

・・・

そういえば、なんで俺（もとい先輩）がここに連れてこられたのか・・・聞いてなかったな

なんて思っていると

「ここはね・・・○○参議院議員がよく来る店なんだ」

○○議員・・・！！

京都が地盤の大物議員である

京都で公務員をやっている奴なら、ほぼ全員知っている

ライとも因縁があるあの人物である・・・！！

「え・・・！？マジ！？ですか！！」

普通に驚くワイ

ジジイはどうやらその議員が駆け出しのころからの古くからの知り合いらしい

「うん・・・だからね？君がもっと偉くなったりしたときのために、教えておこうと思ってね」

まあまあ未来の話だが・・・

というか出世できるんか俺

そんな感じでジジイの政治の話を聞かされた後・・・

結婚の話になった

俺も先輩も独身である

嬢も独身

（良い年こいて水商売している女に・・・需要などあるのだろうか）

薄っすらそんなことを思う

※昼職もちゃんとやっているらしいが

そんな中・・・ハイボールが回ってきたのか、ジジイは大きな声で語りだした

「俺が結婚したころなんかはな！結婚したぞ！これで毎日タダでセックスできるー！！ってみんな大喜びしてたもんだ！がははははは！！」

一同「！？！？！？！？！？」

ちょ・・・え・・・・！？

いやいやいや・・・・え？？

あまりの問題発言にワイの脳はフリーズした

（誰か・・・この状況・・・なんとかして・・・！！）

もはや祈ることしかできない

すると

「まあ・・・そういうのも含めて、男の甲斐性ってやつですよね！（？）」

嬢が強引に拾った

が

（甲斐性とかいう問題か・・・！？）

またも困惑するワイ
が！！

「そう！そうなんよ！！！」

なんと・・・ジジイは共感した！！

（そうなの？！？！？！？！？！？！）

やっぱ・・・昭和の思考って強いナ

まだまだですわ

つうことで

続く