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大会

ファック無しで挑んだ大会
言い換えれば、本番無しの本番である
俺はと言うと・・・
予選を6位くらいで通過し・・・
決勝に進出していた
ここではコースを6周すれば良い
入賞ゾーンは一周8.5秒くらいのペースだが
俺のマシンは8.4~8.6秒くらいのペースで周回していた
「おお!M君速いな!!これは入賞のペースだぞ!?」
的な感じで通過ラップが出るたびにに会場にどよめきが起きる
嗚呼
やはり・・・こうやって会場の空気を一瞬だけでも支配できるのは何度やっても快感である!
つーことでなんやかんやで・・・
予想に反して俺は3位になりかけていた
さあ
マシンが完走さえすれば入賞である!
(完走すれば、というのはF1のクラッシュのように、走行中にコース外に吹っ飛ぶことが多いため)
「頼む~~~~~~!!!!!」
心の底から祈る俺!
が!
そんな俺の祈りなど羽よりも軽かったのだろう
実に軽やかに・・・
マシンは3週目を走行中にコース外に吹っ飛んでしまった
(まじかーーーーーーー!!!!!!!)
コース外に吹っ飛んだマシンを、ゴールキーパーのように受け止めながら、ショックで少しフリーズする俺
まじか・・・まじかよ・・・
「○○選手、コースアウト!!」
大会進行係の売れないユーチューバーが、DJのような威勢のあるしゃべり口調で実況する
俺はその声でようやく我に返った
(やっぱ・・・本番無しで本番に臨んでもダメってことか・・・?)
つうことで・・・
つづく
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