公開結社豪泣部

俺には一つ
スーパーパワーがある

そう

【ネタの引き寄せ】！

避雷針に雷が落ちるがごとく・・・

俺の体には様々なネタが引き寄せられるかのように降り注ぐ

基本的には良いことなのだが・・・

困ったことに能力のオンオフができない

常時発動しっ放しなのである

そしてどうやら今回も発動してしまったらしい

・・・

襖が開き

嬢が顔を出した

否

（これは原義からすれば【嬢】ではない・・・！！）

そこにいたのは

低く見積もっても30後半の女であった

（これのどこが若いねん・・・！！！）

あんっのポン引きのBBA（推定80歳）

そらお前より若いっていう意味では当てはまっているだろうが！

コイツはどう見ても俺よりはるか年上！！

ふざけやがって・・・！！

っていうか俺、今からこいつとファックするの・・・？

嘘だろ・・・？

テンションメーターが下に振りきれるくらい下がり切った俺に

嬢はガンガン話しかけてくる

「あれ？成人式の帰りですか？？いまおいくつ？？マスク取ってもらっていいですか？？」

なんだこいつ・・・

存在しているだけで不愉快極まりないというに・・・

来て早々、俺に指図する気か・・・？

不愉快千万！！！！

だがまあ取り敢えずマスクを取ることにした

「私、30なんですけど10コくらい下に見えるんですけど！！」

え

（こいつが30・・・？？）

絶対違う

それなら俺（たち）と同じ歳になるだろうが

いくら何でも設定に無理がありすぎる

サバを読むってレベルじゃねえ・・・

タイムトラベラーか？？

だが

（こいつのリアル年齢が30後半だとすれば、10コくらい下だという点は説明は付く）

かくして

不幸の扉が開かれたのであった

つづく