公開結社豪泣部

みなさん・・・

覚えているだろうか

一年前のこの・・・

今日という日を

そう

2021年7月10日は・・・

俺がかんなみ新地でありすちゃんと初めてファックした日である

あの日のことは今でもよく覚えている

今まで入ったことのない裏通り、どんなコがいるかちょっと見てみるか・・・

そんな軽い気持ちで入り・・・

そこで俺は見てしまった

びっくりするくらい可愛い嬢を！

見間違いかと思うくらい

いや、見間違いかと思った

こんなに可愛いコがいるわけがない・・・

そう思い、恐る恐る近づいてみると・・・

やはり見間違いなどではなく

というか、遠目に見た以上に可愛かった

（こ、こんなに可愛いコと一万円で本当にファックできるのだろうか・・・？？）

半信半疑でそのコを選んだ

それがありすちゃんである

しかし、服の上から見た感じだとおっぱいは大したことなさそうである

まあ、見た目も乳も百点満点の女の子なんているわけないよな・・・

そう思っていたが・・・

開けてビックリ玉手箱

その服の下にはFカップの乳を隠し持っており・・・

さらにさらに！

下はパイパン

全てが・・・

そう

一切合切の全てが・・・

100点！！！

雷に打たれたかのような衝撃であった

しかも聞けば、医療系の大学に通う大学生だと言う

つまり手に職もあるのだ

最早・・・

【結婚するしかない！！！】

出会った場所が場所過ぎるが・・・

そんなことなどどうでも良くなるくらい、他が完璧である

後にも先にもこのありすちゃん以上の女の子とは出会えないであろう

しかし

そんなありすちゃんもかんなみ新地の閉鎖と共に強制的にお別れとなり・・・

近くの新地等で探してみたり

ネットで情報収集したり

色々してみたが・・・

手がかりはゼロ！

きっとそう・・・

ありすちゃんは死んだのだ

だから・・・

ありすちゃんと出会った記念の日にあたる今日・・・

俺はかんなみ新地へと赴いていた

かんなみ新地は既に閉鎖されているが・・・

３、４店舗ほどは普通の飲み屋として営業されている

かんなみ新地の建物は更地になり、私有地化されるという話もあったため・・・

行ける内に言っておこうと思ったのだ

つうことで久々の尼崎

クソ懐かしい

駅に降りただけで色んなことを思い出してしまう

そうして商店街を通り抜け・・・

辿り着いた

かつては夜の七時ともなれば人でいっぱいだったが

今はもう人っ子一人いない

この・・・

かんなみ新地！

ネットの情報ではガールズバーがあると聞いていたが・・・

そんなものはなく

超普通の飲み屋ばかりであった

取り敢えず、恐る恐る入ってみる

「いらっしゃいー」

何の変哲もなさそうなおばちゃんが出迎えてくれた

ほかに客もいない

「何にしましょう？」

メニューは驚きの３択

ビール、チューハイ、ハイボール

それぞれに簡単な突き出し程度の料理が付いているだけ

価格は400~500円ほど

シンプルさに驚きながら、チューハイを注文する

チューハイと言っても出てきたのは缶チューハイ

氷の入ったグラスと一緒にそれを渡された

「お兄ちゃん、ここがやってた頃は遊びに来たことあるの？」

おばちゃんにそう聞かれ・・・

ええ、来てましたよと返す

すると

「男のサガよねえ・・・お気に入りのコとかいた？」

いたよいた！！！！

最強のお気に入りがいた！！！

「いました！裏通りのコなんですが・・・？」

もしかして

もしかして・・・

このおばちゃんからありすちゃんの手がかりが得られるかも知れない

というのも、ここの元ポン引きらしいからだ

そうやって祈るようにおばちゃんの返答を待ったが・・・

「裏通りかあ・・・裏は分からんなあ・・・表通りならちょっとは分かるんやけど」

ま・・・

まじか・・・

かんなみ新地跡地の表通りはいくつかの飲み屋があるものの

裏通りは完全なる廃墟と化している

ありすちゃんは死んだとか言っておきながら・・・

何を期待していたんだ俺は・・・

心の中で自分に飽きれつつ・・・

折角なのでおばちゃんとかんなみ新地について話す

このおばちゃんは30年近くポン引きをしていたらしく・・・

かんなみ新地にコネがあってやっていたそう

ポン引きのおばちゃんの出自は様々らしいが、元嬢やコネがあったり紹介で入ったりするのが多いらしい

また、ニュースでは尼崎市が更地にするとか言っているが・・・

かんなみ新地の人間には市からの正式な説明等今のところ一切なく・・・

他人事のような感じらしい

「仮に復活するとしても、一斉に店を開けな無理やろねえ・・・一個や二個が復活したところで、潰されるだけやろし」

かんなみ新地復活についても話も出たが・・・

あまり現実的ではなさそうであった

つうことでありすちゃんの手がかりなんかもなく・・・

今日という俺にとっての伝説の日は幕を閉じるのであった

ありすは死んだ

安らかに眠ってくれ・・・

つづく