公開結社豪泣部

頭が痛い

いや、頭痛自体は割としょっちゅうなっている

程度の差こそあれ、ほぼ毎日なっているのではないだろうか

モンスターを飲まずに過ごしているとなりやすい

そんなことはさておき

頭が痛い

思い返せばそう

頭が痛くて深夜に目が覚める、なんて

人生で初めてのことではないだろうか・・・！

こんなときでさえ、頭の片隅でこんな風にブログの文章を練っている俺がいる

が

そんな思考さえ、今にも遮られそうだ

頭の左側が激しく痛む

最初は我慢して寝ていればなんとかなるだろうと思っていたが

無理だ

滅茶苦茶痛い

頭の高さとか、いろんな体勢を試みても

どの形にしても全部ダメ

全くもって和らがない

頭の中に小さな風船でも入っているのではないだろうか？

そんな気さえするような、芯からくる痛み

一体全体、何なんだよ・・・！

先週は右側が死ぬほど痛み

今は左側

俺はスーパーパワーにでも目覚めるのか！？

とりあえず・・・

薬を飲むことにした

時計を見るときっかり午前３時

薬を飲み、少し待ってみる

だが・・・

（痛い・・・）

効く気配さえ感じない

今度は保冷剤をタオルで包み、頭に当ててみる

嗚呼・・・

なんかちょっと気がまぎれるな

冷たいと痛いが感覚的に近しいからだろうか

俺は保冷剤を頭に当て、布団にくるまった

相変わらず頭は痛かったが

気が付けば俺は浅い眠りについていた

数時間後

朝を迎える

８割くらい頭痛は治ったが

まだ痛い

頭の奥で何かがくすぶっているような

そんな感覚

階段を下りたりすると、振動が響いて痛い

体の上下動を最小限に抑えるべく、能とか日本舞踊を演じる人のようにススス・・・と腰を少し落として歩くことにした

会社に行って、またこないだみたいに痛くなったら嫌だな・・・

またあの頭痛の予兆の模様を見るのは嫌だ

とにかく、薬がいる

夜中３時に飲んだやつはほとんど効果がなかった

ということで、おかんから薬を貰う

白い粒状の頭痛薬だ

片頭痛に聞くタイプらしい

しかしながら、白くてサラサラの粉が小分け袋に入っているこの様子はどう見ても・・・



（ヤク！）

そんなヤクを携え、会社へと向かう

オフィスでは頭に余計な負担がかからないように、お辞儀等は最低限に留めることにした

角度にして、３度くらいだろうか

ビビりながら午前中を過ごし・・・

頭痛は残り１０％くらいの感覚になった

消化に良いものを食べるべく

オフィスの近くのはなまるうどんに入った

はなまるうどんは大学以来である

というのも、単純においしくないからだ

あのツユがどうも好かん

そして案の定

久しぶりのはなまるうどんの味は相変わらずであった

うどんを食べた後は

ポケットから例の白い粉を取り出す

チューインガムのように小分けの包み紙にくるまれている

そいつを展開し

飲みやすいようにトントンと叩き、白い粉の形を整える

映画でよく見るドラッグをキメるシーンのようだ

そう思っていると

「・・・」

横の人がめっちゃチラ見していた

多分、こいつ今俺と同じこと思ったな・・・！

その後、俺の頭痛は再発することもなく

無事帰宅することができた

嗚呼！

良かった

まあ、スーパーパワーに目覚める前兆だっていうんならこの頭痛も許すけどな・・・

つうことで・・・

つづく