公開結社豪泣部

以前・・・

ここへ来た際はそれはそれはもう

烈火のごとく怒っていた

ありすちゃんのところへ行こうと思っていたのに

ここへ来て手を合わせる、なんてイベントのために行けなくなってしまったのだから

しかし

それも今から考えるとまだマシだ

だって、今は・・・

行ったところで、ありすちゃんは居さえしないのだから・・・

今日は祖母の三回忌の法事である

そんなことを思いながら、墓の前で手を合わせた

前回はここで

すでに死んでいるんだろうが、やっぱり死ね・・・

と強く念じていたが

今回はそんなエネルギーさえない

何も考えずに形式だけを合わせる

ある意味、何の雑念もない無の境地である



クソみたいな境地だな・・・

俺の横では小さな鐘のようなものを持ち、和尚が念仏を唱えている

この和尚は祖母の葬儀の後の食事会の際、酔っぱらって俺の伯母を口説いていたやつだ

あのときのことをどこまで覚えているのかは知らないが・・・

そんな生臭坊主の念仏など、最早無いほうが良いのではないだろうか？

無の境地にある俺の方が、むしろ悟りには近いくらいだ

ちなみに出身大学は大正大学らしい

酔っぱらったとき、聞いてもないのに話していた

坊主というのは学部のせいもあるかと思うが、どいつもこいつもFランだから好かない

良くて龍谷である

同志社や上智には神学部があるのに対し、仏教勢のこの体たらくは何だ・・・？？

そうやって午前中は法事を行い

昼飯を食べると何だかとても疲れてしまった

昼寝をして目が覚めたら夕方５時

今日も一瞬で終わりそうだ

嗚呼

やっぱり

死ぬほどつまんねえな

誰か殺してくれ・・・

目的のない生活に飽きた・・・

つづく