カウンター
誕生日にファックする話

ラインが壊れたのだろうか
さっきから恐ろしいスピードで通知が鳴り続けている
恐る恐る見てみると
通知44件
前の会社の同期からだ
俺のラインに集中投下されている
な、なんだこれ…
そう思いながら
恐る恐る開いてみると
お誕生日おめでとう!
のあとに43個のスタンプの嵐
さっきのアンリミテッド通知ワークスの正体はこれだったのか!
…というわけで
俺は28歳になった
ともぼーに言わせるとキョウジ・カッシュと同い年らしい
アルティメットガンダムで地球に落下し、弟と対決でもしてみるか
アルティメットガンダムはおろか、弟もいないけどな
本来であれば今日という日はありすちゃんにお祝いしてもらおうと思っていた
きっとありすちゃんならいい感じ、気の利いたのことを言ってくれるだろう
しかし
ありすちゃんとはもう会えない
世界は俺のたった一つの願いでさえ、
叶えさせやしないのだ
今日も世界を憎む
とはいえ
気持ちのやり場に非常に困る
一体どうしたものか…
政府は外出自粛を要請しているが…
俺からすれば
ありすちゃんとファックできないのであれば
コロナになろうがなるまいが
医療が崩壊しようがしまいが
生きていようが死んでいようが
最早、どうでもいい
というわけで
…
松島新地に来ていた
いわゆる五大新地の一角、である
30分16000円
ありすちゃんよりも高い金額を出して、ありすちゃんよりも低い効用しか得られないサービスを受ける、というのもおかしな話ではあるが
人間とは、非合理的な生き物である
俺は自分にそう言い聞かせながら、松島新地を歩く
誕生日に風俗に行くのは恐らく2015年以来である
おごと温泉にある某ソープランドにともぼー&ANA&ライの資金提供により入ったアレ以来である
話がそれたが
松島新地は初めて行くところであるわけだが
驚かされるばかりである
というのもまず
新地の範囲が非常に広い
飛田新地の倍以上はあるのではないだろうか
かんなみ新地の九龍城のような建物との比較では、リアルに十倍くらいはありそうだ
それに、普通に自動車整備工場とか一軒家とかマンションと混ざって並んでいるのは異様な光景である
広すぎて、一通り見て回る頃にはどの店にどんな嬢がいたのかよく分からなくなってくる
どうしたものか…
なんて思いながら歩く
ちなみに、何でもないように歩いてるように見えるかもしれないが
俺がこうしている間にもポン引きのおばちゃんから声はかかりまくっている
しかし日曜日だというのに、人通りはほぼ皆無
そのせいか、俺が目立って目立って仕方がない
松島新地の探索もそこそこにいい加減、居心地が悪くなってきた
次、目に入った嬢が気に入ったら、もうこれ以上、ここを探索せずに済ませてしまおう
そう思い、ふと店の方を見やると
(!)
いい感じのお姉さんがいた
大企業の受付とかにいそうなタイプ
華やかな感じというか、目を引くようなそういう印象である
ありすちゃんと初めてあったときのような、グサッと胸に深く刺さるような感じはなかったものの
というわけで、俺はその店に入ることにした
検温と消毒を実施され
二階に通される
かんなみのハシゴのような階段と違い、普通のものである
二階は赤いカーペットの敷き詰められた長い廊下に沿って部屋があり、地方のビジネスホテルを彷彿とさせた
部屋へと移動しながら、お姉さんが微笑みながら話しかけてくる
「来てくれてありがとう!今日お客さん全然おらへんかったから、相当目立ったんじゃないですか?ちょっと恥ずかしかったでしょう?」
正にその通りである
どうやら、例年お盆明けというのはかなり暇らしい
部屋に通される
部屋も広い
かんなみは布団一枚分くらいのスペースしかないが
ここは5畳くらいはありそうだ
俺が金を払うと、お姉さんはお菓子とお茶を持ってきた
ここも建前上は飲食店である
お茶を飲みながら俺は話す
「今日は誕生日なので、自分へのお祝い的な感じで来たんですよ」
ありすちゃんに言おうと思っていた趣旨のセリフをお姉さんに打ち明ける
「え!ほんとですか!おめでとうございます〜!何歳にならはったんですか?」
俺が28と答えると
「そうなんですか、じゃあ私と同じくらいですね〜。私は来月で26になりますよ〜。」
このお姉さんは25歳だったのか
まあ年相応だな
お姉さんは続ける
「でも、この歳になると誕生日なんて来てほしくなくなってきますよね…」
正にその通りですよ、ははは…
とまあそんな感じで
アラサーのみなさんが抱える絶望も共有できたところで
「ここ、初めてなんですよね。シャワーがあるんですよ」
そう言われ、俺とお姉さんは服を脱ぎバスタオルを装備し
部屋を出た
バスタオル一丁で
細長い廊下を縦一列に並んで歩く
・・・
そういえば、いつものアレをまだ聞いてなかった
嬢の身の上話である
「ずっとここで働いているんですか?ここに来る前は?」
俺がそう聞くと
「私はずっとこの松島新地で働いてるんです」
まさかの松島新地一本足打法
この手の人というのは、俺の経験からすればあっちこっち転職したり(昼職も含む)が多いのだが
これは多分、かなりのレアパターンである
いつか履歴書を書かなければいけないときが来たとしたら、その時はどうするんだろうか
俺はどうでもいい不安を覚えた
さて
廊下のどんつきにはシャワールームがあった
海の家とかネットカフェにあるような簡易的な普通のやつである
バスタオルを外し、お互い全裸になる
Dカップくらいのおっぱいが露わになる(ちなみに後で聞いてみたら実際Dカップであった)
最近、その乳が何カップか目測で分かるようになった俺の目に狂いはないのだ
下の毛は生えているものの、短く切りそろえられていた
お姉さんとベタベタしながらシャワーを浴びる
「腰骨が浮いてるの好きなんです」
そう言って指でクリクリされる
そんなこと初めて言われたが
もちろん、悪い気はしない!!
「痩せてる人好きなんです、逆に太ってる人がダメで・・・」
体のあちこち(ピッパラを含む)を丁寧に洗いながら、お姉さんは話し続けている
痩せている人が好きっていうのは、リップサービスか何かなんだろうけど
(太っている人がダメってのは、多分本心だな)
この場で嫌いなものについて偽る必要性など、どこにもないからだ
(しかし、職業柄かなりキツいんじゃ・・・)
立場上、客を選ぶことなどできないはずであるが
お姉さんもやはり人間である以上、好き嫌いは出てしまう、ということか
何だか親しみを覚えた
ピッパラさんはすっかりビンビンである
「もうこんなに立ってる!すぐにイっちゃダメだからね?」
亀頭を指で小突きながら、お姉さんはピッパラに注意していた
ちなみにだが、シャワーも込みで30分16000円である
あまりゆっくりもしてられない
再びバスタオルを身にまとい、部屋に戻る
「じゃあ、横になって?」
お姉さんに促され、布団に横たわる
いよいよ戦闘開始である
「軽くキスしても、いい?」
モチのロンである!!
軽くとは言わず、がっつりべったりねっとりしよう!!
そんな思いから、舌を出すと
「それはだめ~」
指で制されてしまった
悲しい
ありすちゃんとはお互いの舌をむさぼりあっていたが
ここではそういうわけにはいかないようだ
その後、お姉さんの顔は俺の乳首へと移動する
昔は乳首を舐められてもくすぐったいだけで、あまり好きではなかったが
最近はなんだか、このくすぐったさが好きになってきている
俺の乳首を吸うお姉さんの頭に鼻を押し付け
「すぅ~~~」
思いっきり匂いを嗅ぐ
俺はこれが大好きである
汗の匂いが鼻腔をくすぐる
とても楽しい
そのまま、耳の後ろの匂いも嗅ぐ
(うう・・・!)
これは好きな匂い!
頭の匂いは大体みんな同じようなものだが
耳の後ろは結構個人差がある
無限に吸っていたい
のだが!
「耳はダメ~!」
これもまたお姉さんに却下されてしまった
嗚呼!!
なんてもどかしい!
かなり落胆した俺だったが
ピッパラさんには全然そんな様子などない
「元気だね~」
俺のピッパラにそう話しかけながら、お姉さんはコンドームを付け
しゃぶりはじめた
新地嬢一本足打法のキャリアは伊達ではないらしい
根元からずっぽり加え、激しく上下動させながらも
歯を当てることなど一切ない
それだけなく、その合間に舌をチロチロを動かし
俺の耐久値の低いピッパラをこれでもかというくらい攻めていた
これはまずい展開である
深呼吸をして、リラックスを試みる
折角来たのに、口で発射してしまうのは勿体なさ過ぎる!!
少しの間、そんな猛攻に耐えていた俺だったが
「ちょ、ちょっと休憩・・・」
戦略的撤退を申し出ることにした
・・・
「お兄さんはどの体位が一番好き?」
そう聞かれたので、正常位と答えると
「私もそれが一番好き!」
どの選択肢を選んでもきっとこの答になるんだろうな
RPGの強制発生クエストみたいなものを俺は想起した
ということで、正常位でピッパラをインサートする
ローションのお蔭か、非常になめらかに入った
そのまま倒れこむようにして、俺はお姉さんの首筋に鼻を当て
思いっきり息を吸った
ここもまあまあいい匂いがするではないか
「おっぱい吸って?」
ファックをしながら、そう告げられる
しかし、身長差的にピッパラを入れたまま乳を吸うのは結構難しい
俺が体をかがめ、乳を吸おうとすると
にゅるん
ピッパラが抜けてしまった
再び、ピッパラをインサートし
それが抜けるか抜けないかスレスレのところで、動かしながら、乳首を舌で舐る!
しかしこの体勢が良くなかった
先端だけが出たり入ったりするのは、結構な刺激になる
出そうだ
かなりまずい・・・
「ちょ、ちょっとタンマ・・・」
少しだけ休憩!
お姉さんにそう持ち掛けようとした矢先
「!!!」
ピッパラは制御を失い
DNAをぶちまけていた
本来であれば、ありすちゃんにプレゼントするはずだった俺のDNA
それが名前も知らぬ嬢の中で炸裂していた
「もう!すぐにイっちゃだめってさっき言ったのに~」
お姉さんがイジけていた
俺の射精が終わると
ピッパラはすぐに引き抜かれてしまった
俺としては、しばらくこのままにしていたかったのだが
呆気ない限りである
その後、服を着て
お姉さんが後ろから抱き着かれるのが好きというので、俺はそうしていた
俺の手を取り、胸の谷間へと挟ませる
ちゃんと天然物のおっぱいである
豊胸によって入れられたジェルのような冷たさはなく
温かみと手になじむような柔らかさがある
ちょっと楽しい
「もうこの手、離さないからね!!!」
ええ・・・
まじか
そうやって、しばらくベタベタする
終わったらさっさと追い出されるのかと思っていたが
そういうわけでもないらしい
良いことである
そうこうしている内に
部屋のブザーが鳴った
どうやら時間が来たらしい
「お盆のお菓子、好きなだけ持って帰っていいからね!!」
そう言われたので、2・3個もらうことにした
もちろん、某付きアメも含まれている
最後に・・・
店を出る前、お姉さんがポン引きのおばちゃんに声を掛けた
「今日、お誕生日なんですって!」
正直、ポン引きのおばちゃんからのコメントなどどうでも良かったが
「そうなんですか!おめでとう~!」
まあ、お姉さんなりに気を利かしてくれたってことなんだろうか
そういうわけで、俺は松島新地を後にした
ありすちゃんから得られる効用が100とすれば
60くらいかな
まあでも及第点である
楽しかった
つうことで
つづく
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