ブルべクールサマー
究極的には
最早パーソナルカラーなどどうでも良い
そんなことよりも!
重要なのは!
薄紫色のコンドームを装備した俺に
君が貫かれるかどうかなのだよ!!
というわけで
俺のパーソナルカラーとやら分かったこともあり
いよいよ、本題に入る
その刹那
呼吸を整えながら、ふと、視線を横に逸らすと
部屋に置いてある棒の刺さった香水みたいなものが目に入る(ルームフレグランスというらしい)
そのときに気付かなければ良かったのだが
奇しくも、そのルームフレグランスの名前は、かつて俺を裏切った前の女と同じ名前で・・・
何だか嫌な予感を感じ取ってしまった
だが!
そんなことは些末事だ!!
「今日のお仕事はこれで最後ですか?」
これは聞くまでもない
答えはイエスだ
前回の一件でその辺はリサーチ済み
故に流れとしては
このイエス、からの
この後ちょっとお茶でも行きませんか?今日は私が奢りますよ!
みたいなコンボ
仮に断られたとしても、今日は私が奢りますよ!によって生まれる冗談っぽさで誤魔化しきれるという攻守ともに優れた一手である
そうして、永遠とも思われる一瞬の後
「はい、そうですよ!」
きた!
まあここまでは想定通り
俺はすかさず声を掛ける!
それなら!
と
しかし、それよりも女の方が速い!
「この後は、Mさんのパーソナルカラー診断の結果をPDFとかのファイルにまとめて、メールとして送信させていただきます!早くしないといけませんね!」
あ・・・
機先を制されてしまった
言葉に詰まる俺
だが
「これも何かのご縁ですので、インスタグラムで私へDMしてくださればいつでもご相談とかアドバイスなんかをさせていただきますよ!」
恐らく、全員に言っているであろうセリフだろうが
その後、俺の元へメールが届いた
「ちらっとお話ししましたが、服選びの同行なども行っていますよ!」
値段は書いてなかったが、HPを見ると2時間2万らしい
たっけ
最早風俗である
ホテルまで同行してくれるのならアリやけどなあ
つうことで
つづく・・・
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