エクセル使える?とは
エクセルスキル初級
この言葉ほど現代社会において、解釈の定義の余地が分かれるものはないのではなかろうか
俺の考えるエクセルが使える・・・とは
表を作ったり、フィルターを使って並び替えたり、簡単な関数(四則演算とか)ができることである
が
どうやら、それは違ったらしい
というのも・・・
「Mくん、ピボット使える?」
上司に聞かれる俺
目の前にあるのは、凡そ3万社のデータ
有休消化中、エクセルの使い方の本は読んだが・・・
使えるか?と聞かれると・・・
「いえ・・・本では読みましたが、使えるかと聞かれると・・・」
(ちなみにこの後調べたのだが、ピボットとは表を並び替えて、任意のデータを抽出しやすくする機能である)
エクセルについては、確か面接のときにも言ったはずだ
履歴書にエクセル初級と書いてありますが、具体的にはどんなことができますか、的な質問にそう答えた
ちなみにこの初級、という表現は担当の転職エージェントが使っていた言い回しである
だが、上司からは
「(うわまじか)」
と言われんばかりの顔をされてしまった
非常にまずい感じがする
話は続く
「Mくん、統計が好きだって言ってなかったけ」
確かに統計は好きである
データを見るのは面白い
だが、それとこれとは関係ないのではなかろうか
ゲームが好きな奴が必ずしも、ゲームクリエイターでないのと同じだ
と、そんなこと言えるはずもなく・・・
「はい、そうですね・・・前の会社でも三か月に一度くらいのペースで顧客アンケートの結果を集計したりして、顧客満足度向上のための意見を出してました。部長に報告しないといけないので」
ごく自然に話の軸を少し逸らす
俺の得意技の一つである・・・!
「それって何枚くらいのアンケート?」
案の定、アンケートに反応する上司
俺は自分の統計に関する具体的な知識から、話の主題が逸れたことに安堵しつつ
「20~30枚くらいですね」
新車を買った客に対し、数か月に一度集計されるアンケートである
車を買ったやつの中から、アンケートが返ってくる確率なども考えると、妥当な枚数だと思っていたが
「少な!?統計というよりは・・・だね。」
上司からのご理解は頂けなかったようだ
つうことでエクセルと統計について、上司が期待していたほど俺の能力が足りていなかったことが分かり
俺は勉強するように指示された
具体的にどんなことができるようになれば良いかについては、メールで追って連絡されるらしい
かなんなー
つづく
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