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世界よ、これがまっつだ。
殺気、というものは「聞こえる」らしい
さわさわさわ・・・
こんな音だそうだ
このことは、俺が属していた居合道部の初代師範が生前、口にしていたという
初代師範は日中戦争に出征された方で、数えきれないくらい敵兵を斬っていくなかで覚醒したスキルらしいが・・・
きっと今の俺も、初代師範からすれば、かなりうるさいことがだろう
さわさわどころではない
ざわざわ・・・である
カイジのごとく・・・な
それもそうだ
ざわざわ・・・である
カイジのごとく・・・な
それもそうだ
世界を憎み
女を憎み
俺を憎む俺から
殺気の「音」がしていないわけがないのだから・・・!!
だが
そんな生活ももう終わりである
何故なら今日
俺は、新しい女とデートするからだ・・・!
19歳高卒事務員女
素人物のAVのような呼称で恐縮だが
俺はこいつに賭けていた
何故なら・・・依存したいからである
俺は早く依存して、それで安心して
愛で満ちていたあの世界観を取り戻すのだ
これ以上、絶望と憎悪と後悔によって塗り潰された日々を送りたくない・・・
世界を愛し
女を愛し
俺を愛する俺になる
故に、初めて会ったときにビビッと来るというのは必要十分条件
ビビッと来た女にしか、俺はねんごろになりたいとは思えないのだ
前の女がそうであったように
今回の女もそうあってくれ
いや、そうでなくてはいけない!!
・・・
そうして待ち合わせ場所に現れた19歳高卒事務員女
花柄の服を着ているという
恐らく今こっちへ来ているあいつに間違いない
さあ!
世界よ!
絶望の淵から這い上がる新しい俺の姿を見ろ!!
世界よ、これがまっつだ!!
・・・そんな意気込みとともに
俺は女の下へと向かった
が
来ない
いや、女が、ではない
女は来ているし、俺の目の前にいる
来ないのは・・・ビビッとである
俺の心とピッパラに・・・来るものが・・・
ない
我が勇壮なる聖剣は沈黙を保ったままであった
(嘘・・・だろ・・・?)
写真よりも太っているせいだろうか
性欲を刺激されない
世界は・・・
またしても俺を・・・
愛さないのか・・・!!!
ちなみにだが
女自体はとても良い子であった
デートはきっちり割り勘で
話もあっちの方からめっちゃ振ってきたし
帰りは俺を駅の改札まで見送ってくれた
自分の使う路線とは正反対の方向であるにも関わらず、である
良い子なのだが・・・
ピッパラさんが・・・
首を縦に振らないんだ
どうしてだよ・・・
どうして・・・
俺には依存できるくらい好きになれる女が要るんだよ・・・
何故、世界はそいつを俺に寄越さない・・・
何故・・・
つづく
19歳高卒事務員女
素人物のAVのような呼称で恐縮だが
俺はこいつに賭けていた
何故なら・・・依存したいからである
俺は早く依存して、それで安心して
愛で満ちていたあの世界観を取り戻すのだ
これ以上、絶望と憎悪と後悔によって塗り潰された日々を送りたくない・・・
世界を愛し
女を愛し
俺を愛する俺になる
故に、初めて会ったときにビビッと来るというのは必要十分条件
ビビッと来た女にしか、俺はねんごろになりたいとは思えないのだ
前の女がそうであったように
今回の女もそうあってくれ
いや、そうでなくてはいけない!!
・・・
そうして待ち合わせ場所に現れた19歳高卒事務員女
花柄の服を着ているという
恐らく今こっちへ来ているあいつに間違いない
さあ!
世界よ!
絶望の淵から這い上がる新しい俺の姿を見ろ!!
世界よ、これがまっつだ!!
・・・そんな意気込みとともに
俺は女の下へと向かった
が
来ない
いや、女が、ではない
女は来ているし、俺の目の前にいる
来ないのは・・・ビビッとである
俺の心とピッパラに・・・来るものが・・・
ない
我が勇壮なる聖剣は沈黙を保ったままであった
(嘘・・・だろ・・・?)
写真よりも太っているせいだろうか
性欲を刺激されない
世界は・・・
またしても俺を・・・
愛さないのか・・・!!!
ちなみにだが
女自体はとても良い子であった
デートはきっちり割り勘で
話もあっちの方からめっちゃ振ってきたし
帰りは俺を駅の改札まで見送ってくれた
自分の使う路線とは正反対の方向であるにも関わらず、である
良い子なのだが・・・
ピッパラさんが・・・
首を縦に振らないんだ
どうしてだよ・・・
どうして・・・
俺には依存できるくらい好きになれる女が要るんだよ・・・
何故、世界はそいつを俺に寄越さない・・・
何故・・・
つづく
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