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ばあさん最後の嫌がらせ〜完〜
昨日の通夜がでかお家から近かった、ということもあり
夜9時・・・
俺はでかお家に遊びに行っていた
そう・・・
俺にはどうしても!
個人を偲ぶ、ということができないし
何故かおとんと一緒にお通夜の会場に泊まることになってしまった(無駄に宿泊できるようになっている)
それも気に入らなかった
つうことで兎にも角にもその場から離れたかった俺は
突然のでかお家アタックを決行した
突然のでかお家アタックを決行した
もう数えきれないくらい行っているナ☆
一時間ほど、お茶やお菓子を食べながら、テキトーに過ごし
夜10時頃に帰った
そして翌日・・・
いよいよ葬儀の日
俺はなんと・・・
棺に花を入れながら・・・泣いていた
もちろん、ばあさんの死を偲んで、ではない
俺が大学三年の頃にバイク事故で亡くなった、知り合いの葬儀を思い出していたからだ
俺の良く知る人が死に、その葬儀に行く、なんて初めてだった俺は
死者を見るのは初めてだったし
棺の中の青ざめた、そして如何にも死者然とした知り合いの姿を見て、大きな悲しみを感じた
年齢は多分、28歳くらいだったと思う
それになんといっても、棺の傍で息子の名前を叫びながら、泣き崩れるその人の母親の姿があまりにも痛ましく・・・
とても耐えられるようなものではなかった
そのときの光景が、ばあさんの葬儀で俺の脳裏をよぎり・・・俺は泣いていた
ばあさんの死については本当に怒り以外感じない
最低最悪のタイミングで死んだこと
その怒りこそあれど、悲しみなど一秒たりとも覚えない
そうこうしている内に、棺の中は花で満たされ、そのフタは閉じられた
後はもう簡単である
火葬場で焼き・・・
骨を壺に閉まってお終い
ばあさんの最後の嫌がらせは、こうして幕を閉じたのであった
つうことで・・・つづく
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