カウンター
ジジイVS俺
「ワテは完全に被害者なんですわ!」
ジジイが口火を切った
嗚呼
一体何回目だろうか
このジジイの主張を耳にするのは・・・
俺はああそうですか、と、てきとうに受け流す
が
ジジイの猛攻はまだ始まったばかりである
「だから今回の事故で過失割合が1:9でワテに1割、過失があるっていうのがどうしても納得いかんのですわ!!保険会社に話しても埒が明かないし、お宅の方からも言ってもらえんか??!!」
まーたそうやって意味不明なことを言う
・・・
ことのいきさつはこうである
俺の担当する、あるジジイがとあるオッサンと事故を起こした
事故の過失割合はジジイが1でオッサンが9
つまりジジイが10%悪く、オッサンが90%悪い
例えばこれが損害額100万の事故だった場合、ジジイが10万、オッサンが90万を支払うことになる、というわけだ
過去の事例から見ても、極めて普通な過失割合の振り分けなのだが・・・
「相手が100%悪いんですわ!!でも、ワシに過失なんか無いと何べん言っても保険会社は聞いてくれんのですわ!!」
ジジイはそれが気に入らない
過失割合を決めるのは保険会社の領分であり、我々自動車ディーラーには当然、タッチできないのだが・・・
「お宅の方からも何とか言ってもらえんか!?」
ジジイは保険会社に飽き足らず、俺相手にもゴネ始めていた
理屈が通じる相手ではない
が
それでもこう言う他はない・・・!!
俺「お気持ちはよく分かりますが、過失割合というものは保険会社が決めるもので、我々にはどうしようもできないんですね。今回の件についても、極めてオートバックスな過失割合の配分になっています。」
当然結果はこうだ
ジジイ「できないできないって何ですか!?あんたには誠意ってもんがないの!?車を買って、これから長いお付き合いが始まるっていうのに、こんなんじゃ先が思いやられるね!!」
こうなるともう収拾がつかない
誠意がどうとかの問題ではない
そんな低次元なソリューションで片が付く範囲を超えている
そのことをこのジジイは一向に理解しない
こんなやりとりを去年の11月からしている
が
そろそろ終止符を打つべきだ・・・
俺の永い戦いがこの日、始まろうとしていた・・・
つづく
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