公開結社豪泣部

自動車ディーラーには保険屋が出入りすることが多々ある

自動車保険をディーラーで扱っているためだ

ということで今日も保険屋の営業の女が来た

新しい保険の勉強会をするためである

クソめんどうくさい

が

それを楽しみにしているやつがいた

・・・

「おい！Ｍ！ちょっとこっち来いって！！」

俺に対し友好的な整備士のＳさんが何やらマジな表情で俺を呼んでいる

何の話だろうか

思い当たる節が無いので、首をかしげながら、そっちへ行くと・・・

「どう！？今来てる保険屋の女？？かわいいか！？美人か！？教えろって！！」

至極どうでもいい話だった

ちなみにだが、正直言って今日来ている営業の女は全然可愛くない

とはいえ、俺の感想をそのまま伝えて、この俺に対し友好的な整備士をしらけさせるのも嫌である

「ううん・・・そうですねえ・・・」

側頭部を掻きながら言葉を選ぶ俺

本当にどうしたものか

うまい言い回しが出てこないぞ・・・

などと考えていたのだが

その思考は唐突に遮られることになる

「Ｓさん、ダメっすよ！Ｍにそんなん聞いても！！だってＭ、人間に興味ないやろ！？」

Ｓさんの隣で作業をしていた、別の整備士が突如として口を開き

何だかすごいことを言われてしまった

俺「！？」

言葉に詰まる俺

しかし図星である

俺は、興味ありと興味なしが非常にはっきりしているのだが

保険屋の女は興味なしにカテゴリーされている

心の底からどうでもいい

出会い系で釣った女以外、俺からすれば等しくどうでもいい女なのである

が

それを第三者の口から言われると、何とも衝撃的である

人間に興味ないって何だよ

俺がまるで人間じゃない何かみたいな言い方だな

まあいいけど

つう話でした

つづく