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補習

「Mくん、君は彼女はいるかね?」
今日は補習
営業に必要なスキルを身に付けるための補習である
が
俺は常務から女がいるかどうかを唐突に聞かれていた
え
何これ
「い、いないです」
歯切れの悪い返事をする俺
するとすかさず
「じゃあデートをしたことは?」
常務から次の質問
「デートならあります」
出会い系で釣った女と度々俺は会っているからな
しかし一体何の話だ・・・
「じゃあデートで2回目、三回目と続いたことは?」
あります、とさっきと同じように返答
「どうやってじゃあ次のデートに誘う?」
!?
なんか恥ずかしいなこれに答えるの
なんて思いながら周囲をちらりと見ると、他の補習メンバーがみんなが思いっきり俺を見ていた
俺はそんな視線を一身に浴びながらも、頑張って答える
「例えば、食事に二人で行くとして、そうするといくつか店の候補が上がると思うんです。で、今回はこの店に行くけど、次はもう一つの候補だったあの店に行ってみようね!みたいな感じで誘います」
これで良いのだろうか
俺が発言し終えたあとも尚も注がれ続ける視線!!
特に女連中がなんだか値踏みするような目で俺を見ている気がするぞ・・・
なんて思っていると
するとようやく、常務がまともな発言をしてくれた
「そう!商談でもそれと同じ、デートと同じです。一回目の商談でいきなり車が売れるなんてことはまあありません。だから、二回目、三回目と次の商談の約束を取り付けていく!これが大事なんです!」
おお
なんか分かりやすい気がするぞこれ
商談成立がファックだとして
その過程が複数回のデート、というわけだな
的な感じで今日の補習は進み
俺の営業スキルはレベルアップした(?)のであった
つうことでつづく
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