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飼育員

黒い営業所になってから、客の相手をめっちゃするようになった
アッホみたいに来る
鬱陶しい
そんな生活を送っているうちに
俺は客を動物か何かだと感じるようになった
そうでもしないとやってられない
例えば俺が飯を食べようとしたタイミングでクソ客がやってきたとする
俺は相手をしないといけない
が
こういうときに
サルの相手でもしてやるか・・・
と思うと少し気が楽になる
以前の俺なら
このクソ最高なタイミングでお客様ヅラして何しに来やがったクソが!!俺のクソ昼休みをどうしてくれるおつもりですか!?ああ!?
となっていたのが、である
そう
今の俺は飼育員
値引き値引きという鳴き声しか出せないサルの相手をする飼育員である
相手がサルだから、馬鹿の一つ覚えみたいに値引き値引き言うのも仕方がない
相手がサルだから、俺が伊達メガネでバリアーを張りたくなるのも仕方がない
相手がサルだから、先方の意味不明なわがままの相手をさせられるのも仕方がない
つうことで俺の精神はまたしてもよく分からない方向へと進んでいくのであった
つづく
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