カウンター
飲む前のソルマックはマジで効く

困ったときは報連相である
仕事で叩き込まれた
そんな俺はそれを早速、実生活でも取り入れてみることにした
具体的に、どういうことかというと・・・
2月18日PM10
紺のオーダーメイドスーツに黒いセルフレームの眼鏡という、エリートのコスプレを身にまとい
俺はこないだロストした女の行きつけバーにいた
そう
女から未読スルーを突然受けるようになってしまった、ということをそのバーのおっさんに報告したところ・・・
取り合えず店来い!!話しようぜ!
と言われたのだ
店に入ると、いきなりでかい声が飛んできた
「おい!N!!元気ねえなおい!!」
生まれてからずっとこのテンションだよ、と適当に反論する
実際そうである
元気がないとかよく言われるけど、俺自身の感覚としては至って「素」なのだから
椅子に座りながら、コロナを注文する
「飲んで元気だせよ!!」
そう言って、おっさんはテキーラを勝手にグラスに注いでいく
俺は酒でテンションなど基本的に上がらないのだが・・・
つうかテキーラ嫌いなんだが・・・
しかし俺は言われるがままに飲んだ
相変わらずこのテキーラとかいうやつはまずい
「大体な!ああいうのはタイミングなんだよ!俺もそうだった!タイミングで全てが決まるんだ!!」
タイミング・・・
一体何を指しているのだろうか
言葉の意味を考える
そもそも、このおっさんは俺が何故女から見放されたのかを知っているのだろうか?
それが気になって気になって仕方がないから今日、俺はここに来たのだが、どうにも発言があいまい過ぎて分からん
なんて考えていると
「彼女なんて俺が紹介してやるよ!!Nはしっかりしてるからさ!!大丈夫だよ!!」
俺の思考は強引に遮られてしまった
さっきのタイミングの話がもっと聞きたかったのだが・・・
とまあこんな感じで意味があるのか無いのかよー分からん時間が2時間くらい続き・・・
終電が来たので俺は帰ることにした
俺が外に出ると、バーのおっさんも何故だか追いかけてきた
何やら真面目そうに話しているが、酔っているせいか耳が遠い
何言ってるのかよくわからない
・・・
しかし
なかなかにカオスなバーでずいぶんと楽しませてもらったが
もうここに来ることはないだろうな
この期に及んで、あの女のテリトリーで俺がウロチョロするのは格好がつかん
と、いうことで俺は胸の内でバーに別れを告げた
まあそんな感じで
つづく!
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