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夢

あれは確か2009年の夏・・・
近所の塾に通っていた俺は、塾の先生?から「将来はどんな仕事がしたい?」と聞かれたとき
こう答えた
「のんびり店番がしたい」
当時の俺は勿論、仕事のことなんかほとんど分からない
だが、ミニ四駆で世話になっている店の店長のように、のんびり店番をして過ごすのは何だか楽しそうだと思っていた
それ故の発言である
・・・
その日から幾星霜
俺は大学を出て
会社とやらに入った
そして出向とやらを食らい
今俺は
なんと・・・!
客の来ない中古車屋で
毎日、あくびを噛み殺しながら
店番をしている・・・!!
・・・
アレ?
ひょっとして俺・・・
夢、
叶えた!?!??!
マジで!?
ええええええええ!??!!!?
先週くらいだろうか
俺はこの驚愕すべき事実に気が付いた
そうである
俺が毎日のようにけなしているこの仕事が
あろうことか、かつて俺が夢だと言っていた仕事そのものであったのだ!!!!!
なんということだろうか!
なんという皮肉だろうか!
このことを認識したとき、俺はまるで雷に撃たれたかのような錯覚を覚えた
マンネリズムに支配された俺の脳に
電撃が奔ったのである
いやしかし
普通である
強いて言うならば、驚きか
子供のころの「夢」とやらを叶えたときの気持ちが、である
何か感動があるはずだとか
死ぬほどうれしいはずだとか
そういうイメージとは全く以て異なる
感動もなく
嬉しさもなく
特に何もない感じ
ただ、すごく驚いただけ
なんだこれ
つまんねーなー
かなん
つーことで
つづく!
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