カウンター
ペテン師

公務員試験に落ちた
はあ
テンション下がるなあ
敗因は何となくだが分かる
熱意
これである
熱意があるように見せかけられなかった
そう
基本的に、就活というものは嘘吐きが勝つ
嘘で塗り固めた志望動機に偽りの笑顔
これを尤もらしく仕上げられたやつから内定がもらえる
至極当然である
だってそうだろう?
正直に答えるのは簡単だ
バカでもできる
だが、嘘をばれないように突き通すのは難しい
賢くないと無理だ
故に、ここに包含関係が成立する
うまく嘘を突き通せるやつは、正直者にもなれる、ということである
逆に
正直者でしかないやつは、嘘を突き通せない
だから企業は嘘を突き通せるやつを欲しがる
就活、とやらをやって、俺がたどり着いた結論である
実際、俺も今の会社には嘘で塗り固めた志望動機で内定を得た
全ては欺瞞である
こうして書くと簡単そうに見えるが、実際にこれに気づくまでに随分と時間がかかった
きっと、正直なことは良いことだと、ずっと教えられてきたせいだろう
そういう意味ではペテン師とは、まさにほめ言葉に相違ないであろう
俺はペテン師である
そしてこれからもそうあり続けたい
この間、出会い系で知り合った女からも、現にそういわれた
俺がきっと、すべての女に、全く同じ言葉をかけて口説いているのが露見してしまったからだろう
誠心誠意の言葉に見せかけておきながら、その中身は空っぽ
それがバレたのだ
故にペテン師と言われた
だが
これはほめ言葉である
馬鹿正直に生きて、それでモテないからこうしている
馬鹿正直に生きて、そのままモテずに終わるやつより、俺は一枚も二枚も上手だ
しかし、ただそのことが、美しくないというだけで悪者扱いされている
本当に困ったものだ
さぁて
しばらくはディーラーをやることが決定してしまったわけだが、どうしたものか
客をうまくだまさないとな
つうことで
つづく
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