公開結社豪泣部

茶店で女と会うのはあまり好きではない

茶店だとどうしても、面と向かって席に着く格好になりやすいからだ

俺は面と向かって話すのが苦手であるし、心理学的にもよろしくない

対面は対立を意識させてしまうのだ

故に

女から茶店で会おうと言われたときは正直、困った

が

めんどうくさかったので、俺はそのまま女の言うことを聞くことにした

これが昨日のことである

そして今日

PM六時半

今日も華麗なる定時ダッシュを決めた俺は、女の待つ茶店へと向かっていた

神戸の地下街にある茶店

正直分かりにくい場所である

ああ

なんというか

気がはやるな

そのせいか、人ごみにとてもイライラする

いかんいかん

落ち着け

そうこうしているうちに、俺は茶店着いた

女を探す・・・

いた！

壁際の席

心のどこかで女がカウンター席に座っている可能性を願っていた（そうすれば女の対面ではなく、横に座ることができる！）俺が少しがっかりした

対面コースであったからだ

これはあれだな

今日は早めに切り上げよう

女との初エンカウント×対面はまずい

少なくとも、俺の得意なフィールドではない

まあ一時間か一時間半くらいしたら、適当なことをいって終わらせよう

俺はそう思いながら、女の待つ席に腰かけた・・・

つづく

プリウスのレーシングカー

俺も今日、初めて知った車である

ちなみにフェラーリを状況次第では、ぶっちぎることもあるんだとか

すげえ