カウンター
昨日の続き
俺たちはその後、別行動をとった
ファックしに行く俺とサエキさんチーム
そしてイキリンは無料案内所の近くにあるハーゲンダッツの専門店で時間を潰すことになった
イキリンはビビりである
故にあいつは行くのを嫌がった
その後、無料案内所のスタッフがタクシーを手配してくれ、それに乗り込んで俺たちは店に向かった
「10分くらいで着くよ!」
そう言われた
が
10分経っても一向に着かない
え
なんか嫌な予感がする
15分経っても
20分経っても
まだ着かない
「これ、どうなってるんすか・・・」
サエキさんと顔を見合わせる
そして30分後・・・
着いた
何事もなく
そう
ホーチミンは信号が整備されていないため、道がすごく混雑している
それで多分遅れたんだろうな
店の前にはオッサンがいて、俺らを出迎えてくれた
店・・・とは言っても表向きは床屋
床屋の椅子が二つ、小さな店内に置かれている
それだけ見ると何ともない
が
その椅子から少し離れたところには、ソファーがあり、ランジェリーを来た女の子たちが十数人座っているのだ
なんだこれは
床屋とあまりにも不釣り合いなこの光景
ごまかす気ないだろこれ
なんで床屋にセクシーな恰好の女がたくさんいるんだよ!!!
そんな店内に入ると、先ほど俺たちを出迎えたオッサンが
「さあ!こん中から好きなの選んでくれ!」
とジャスチャーで指し示す
すげえ
すげえよこれ
だって現物を見て
女の子の現物を見て選べるんだぜ!?
パネルマジックとかじゃないんだぜ!?
なんと良心的なことか!
感慨にふける俺
そんな俺をよそに
早く選んでくれ!
と言わんばかりに促すオッサン
正直、どの子にしても見た目的には大差ない
みんな可愛いのだ
サエキさんと顔を見合わせる
(どうしよう・・・)
が
そんな中、俺に熱い視線をぶつけてくる嬢がいることに俺は気付いた
「私を指名して!!!!」
そう言わんばかりに
ニコニコしながら、そんな風に見つめられたらもうそうするしかない
俺はその嬢を指名した
サエキさんはテキトーに自分の真ん前に座っていた嬢を選び
俺たちは床屋の奥へと案内された
つづく
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