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労働基準監督署

労働基準監督署ーーーーー
こいつは、労働者の権利を守るための組織である
そんな労基に俺が訪れたのは昨年の11月頃であった
ことの発端はローソンでのバイト
約一か月、あそこで宇宙一下らない仕事(レジ打ち)に勤しんだ結果、俺は11万くらいの金を給料日に手に入れられることになった
佐伯さん&イキリンとの旅行費が9万くらいだったから、これで目標額は達成したことになる
だったらもうローソンには用無しである
故にやることは一つ
店に電話を掛ける
「すみません、大学の階段でこけて足を折ってしまい、立ち仕事が困難になったのでバイトを辞めさせていただきます。」
つうことで、思い立ったが吉日
俺はそう言って辞めた
合理主義者たらんとする俺が突き進むのは、常に最短ルートなのである
気分は最高!
だったのも束の間
給料日になっても、金が振り込まれないのだ
待てど暮らせど、金は一向に入ってこない
そうこうしている内に、旅行費の振り込み期日が来てしまった
こうなっては仕方ないので、おかんから金を借りる羽目になった
何だこれ
俺の描いてたシナリオと全然違うぞ!?
あのクソ店長、俺がバックレたから払わないつもりだな?!
俺がおとなしそうだからって、それで給料の請求もできずに泣き寝入りして、一件落着にできると思うなよ!!!
愚かなジジイめ
目にものみせてくれるわ!!!
つうことで、俺は労基へ行った
立川合同庁舎とかいう、プチ官庁街みたいなところにそれはある
俺はリニューアルされたのか、ピカピカの合同庁舎エントランスをくぐり、労基オフィスへ足を踏み入れる
要件を受け付けで告げ、少し待っていると眼鏡をかけたジジイが出てきた
「バイト代が支払われない、ということだね?」
そのジジイの簡単な質問にいくつか答えていくと、最後に最後通牒の突きつけ方を教えてもらった
この様式に従って文書を書き、バイト先へ送り付ければ大抵はビビッて金を出してくれるそうな
とはいえ、この最後通牒を使うのは本当に最後
まずはバイト先へ電話してみて、それでダメだったら使うということらしい
ちなみに、その文書には言うこと聞かないと、裁判所に言いつけるぞコラ!!みたいなことが書いてある
早速店に電話し、店長に話をすると
「あれ?なんか君のだけ抜けちゃってたみたいだね。ごめんごめん。明日にでも振り込むよ」
と白々しいことを言って、すぐに振り込んでくれました
めでたしめでたし
まあ、俺としてはあっさりとことが運び過ぎて少々物足りなかったのだがな
もっとこう、カオスな展開を期待していたのに
つづく
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