公開結社豪泣部

俺は合理主義者である

いや、違うな

合理主義者たらんとする者だ

即ち、精神論を嫌い

不合理を嫌い

無駄を嫌う

そういう考え方である

が、

今回ばかりは無駄を許そう！

不合理を認めよう！

と、いうことで最近俺が立てている、工場での生産実習に関する仮説の話をしようと思う

どうやら、この生産実習は約４０日毎に違う現場に回されるようだ

このことは明記されてないが、日々の仕事の感想を書いて提出するための「研修日誌」は、研修先が３つあるようなことを示唆するレイアウトになっている

これを踏まえ、工場での実習が約１２０日間あるということを考えると、一つの現場に約４０日間いる計算になる・・・ということが推測できるのだ

例えば、車体組み立てを４０日やった後に、今度は塗装、更にその次はエンジン・・・といった具合である

ちなみに、一つの工程での作業を習得するのに大体二週間～一か月かかると言われている

故に、現場の人からすれば、新人が折角使えるようになってきたタイミングで、次の現場へと異動になってしまうことになるため、現場の生産性等々を思いっきり無視することになる

これも「現場主義」とかいうやつなのだろうか

正直、この工場内でのジョブローテーションのようなシステムは無駄でしかないと考えている

が、

しかし！

俺はこの無駄を！

今回ばかりは肯定するッ！！

許容する！！

受け入れる！！

何故なら、今より楽な現場に配属になる可能性が高いからだ！

そもそも、この生産実習とは主に「車体」「塗装」「エンジン」の３種類に新入社員が分けられる仕様になっている

塗装やエンジンはどうやら、話を聞いている限り結構楽のようだ

そう考えると、現在「車体」に配属されている俺が次に引くのは「塗装」や「エンジン」の可能性が高い！！

故に俺は先に説明した無駄を許す！

認める！

肯定する！

来月の終わり頃にはきっと今より楽になる！

そう強く希いながら、今日も刑務作業に勤しむ俺である

つづく

こういう車もベルトコンベアーで作られるのだろうか