公開結社豪泣部

「成功を定義せよ」

これはゴールドマン・サックスの入社試験の問題である

ちなみにこの問の答えとされているものは

「その人が成功したと思うこと」

例えば東大に受かった人がいたとして、その人の第一志望がハーバード大学であったとすれば、それは成功とは言えないのである

この話は昔先輩から聞いたものの受け売りなのだが、今の俺に素晴らしく当てはまる

俺は4月から某自動車メーカーで働くことになっている

子会社とかそんなんじゃない

本体で、だ

こういうと多くの人は俺を見直すし、期待する

内定前と内定後での一目置かれるようになった加減は随分と違うように思う

が、違うんだ

あの会社は大したことない

ゴミだ

市場のニーズを探るためか知らねえけど、本社の人間を販社に出向させている時点でゴミ

そんな人海戦術でマーケティングしてる会社が今時他にどこにあるんだよ…

俺はカーディーラーなんか真っ平ごめんだぜ

徹底したコストカットが強みの一つだと会長は自著で言っていたが、この時点でその理屈はおかしくなっている

過去の成功体験に囚われ、突っ走り続けて疲弊して、ポッと出の外資に負けるのがこの国のメーカーの得意技だが、あの会社もその例に漏れないと見える

あゝ、どうしてこうなった…

なんであの会社しか受からなかったんだ…

どこで間違えた…

全部か…

こんな気持ちになるくらいなら、就職留年の方が良かったぜ…