公開結社豪泣部

今日は待ちに待った水曜日！

俺の休日である

ああ

折角だし、前々から行ってみたかったあそこに行ってみよう

そう

京都漫画ミュージアム！

朝１１時

起床した俺の脳で真っ先に考えたことがこれである

さてさて

一応、定休日とかを調べておかないとな

油断していると、俺はすぐ淘汰圧の餌食になるからな・・・

なーんて思いながら

検索してみると・・・

「定休日、水曜日」

の文字

え

嘘だろ

水曜日ってそんなん、無理やん

構造的に無理やん

ええ・・・

と、いうことで俺の本日のイベントは終了した

折角の休みだというのに

いきなり出鼻をくじかれた

ああ

途方に暮れる

何か

何かこう！

いつもと違うことが・・・

したーい！！

いや違う

しなくては、ならない！！！！！

つーことで二郎インスパイアに行くことにした

with旦那とである

いいね

この、ほんのわずかではあるが、感じられる非日常

つうことで二郎を食べ

その後、マクドでコーヒーを飲みながらてきとうな話をして

今日は終わった

あー

明日からまた仕事かー

だりー

つうことで

つづく！

俺は昨日、会社の車を擦った

よりにもよって

上司が商談中の車を、である

ああ

頭がふわふわする

悪い夢でも見ているような気持ち

俺は一体、今日、どんな沙汰を受けるのだろうか

絶望に打ちひしがれながら、俺は出社

だが

結論から言うと、特に何もなかった

なんという肩透かしだろうか

昨日、あんなに思い詰めていたことがなんだか馬鹿らしい

つーことで

無事俺は仕事を終え

帰宅した

そう

宇宙で一番嫌いな車で

俺は今日から車通勤になった

チャリで８分の距離を車で行く

むしろ車の方が遅いのではないかというほどの距離

俺は慣れない運転にビビり散らしながら

昨日、車を擦ってしまった恐怖の記憶を噛みしめながら

チャリで８分の距離を

車で１５分くらいかけて帰宅した

ああ

車通勤やだなー

狭い駐車場に停めるの嫌

念のため自動車保険はクソ高いの入ってはいるけど

つうことで

つづく！

俺の保険料は約１１万だから、平均的なラインだな

「メリッ」

宇宙で一番嫌な音が

その瞬間

俺の耳に飛び込んだ

俺の頭の中は真っ白になる

そう

何故ならその音は

俺が運転する、展示車の後方から響いたもの

俺が運転する展示車と

上司が今、電話で商談している最中の車とすれた音だったからだ

頭の中は真っ白

そして目の前は真っ暗

俺はこの感覚を知っている

そう

忘れもしない、あの日

高３の卒業間近の春

俺の浪人が確定した瞬間に味わったもの

浪人時代、俺がセンター試験で乙ったときの感覚

それを俺は思い出していた

ああ

悪い夢でも見ているのではないか

現実感さえ薄れてくる

とはいえ

まずは報告である

俺は車を降り

フラフラと営業所の中へ入った

営業所の中では上司が電話で話していた

「ええそうなんです！目立った傷もなくて、非常に状態の良い車で・・・」

それは違う

嘘だ

だって

その商談中の車は

ついさっき

俺が擦ったのだから

しかしそんなことなど露知らず、話を続ける上司を見ていると、胸を潰されるような気持になる

だから俺は

違う上司に報告することにした

ワンクッション挟んでなんとかなるような話でもないが

俺はワンクッション挟みたかったのだ

「すみません・・・えっと・・・その・・・あの青い車を・・・す、すってしまいまして・・・ええと・・・」

だめだ

口がうまく開かない

「え？」

耳を疑っているのか

それとも単に聞こえなかっただけなのか

上司が聞き返す

「あれを・・・先ほど・・・擦って・・・しまいました」

さっきよりかはいくらかマシ

何とか俺は発言することができた

ああ

俺の人生終わったわ

上司への報告が終わり、そんな気持ちになる

死刑判決を待つ罪人のようだ

しかし

「ほんまか、じゃあ取り合えず見てみよか」

思いの外、上司は冷静だった

流石は入社四半世紀のベテラン社員といったところか

上司のその落ち着き払った声で、俺はいくらか冷静さを取り戻した

と、いうことで

つづく

俺はずっと自問自答を繰り返している

どうしてこんなことに・・・

とか

俺は何をしているんだ・・・

とか

ずっとずっと思考が堂々巡りしている

それで抑うつ状態になっている

だが

俺は

気付いた

今朝

唐突に！

そう

これは！

悟りである

ある種の

そうである

俺がずっと取りつかれている、この思考は！！

考えてみたら

実は！

無意味であるということに！！

うん

だって自分で自分を責めても、何も生まれないではないか

むしろマイナスになるだけである

そう考えると、なんと無意味なことか！

これに気づいてから、少し気が楽になった

いいね

これからも悟っていきたいわ

さとり世代ってやつだな

つーことで

つづく！

「ストレスチェックってあれ、真面目にやったらあかんで？会社の人事部とかがあれを見て、判断材料にするからなあ」

整備工のおっさんの何気ない言葉に俺は衝撃を受けた

何故なら

思いっきり

真面目にやっていたからだ！！

俺は内心かなりビビった

何故なら

俺の

ストレスチェックの結果は

「活力が低く、抑うつ傾向にある」

となっていたからだ！！！！

そう

俺は毎日毎日自分を責めている

一端の東京の大学を出ていながら、

一体！

俺は！

今！

何をしているんだ・・・！

何故！？

自動車販売などという底辺の仕事を！

Fラン出のサルでも入れるような会社に！

一体

何で

俺がいるんだよ・・・・

受験生の頃の俺

浪人の頃の俺

就活生の頃の俺

過去の自分に何て申し開きをするんだ・・・

すまない、俺

お前らの払ってきた対価、犠牲を全て無にしてしまって・・・

そんな気持ちを四月以来

俺はずっとずっと抱えながら生きてきた

それだけならまだしも、９月から実際にディーラーへと本配属になると、俺のこの自責の念はより一層強まった

そんな俺が正直にストレスチェックをやったのだから、抑うつ状態というのは無理もない話である

ちなみに

抑うつとはうつの一歩手前である

抑うつが続いた状態がうつ病なのである

このままだとやばいなー

つーか俺の結果が会社の連中にバレて、それで俺はどーなるのだろう

やべーことまみれだ

うあー

つーことで

つづく